
いのかわ
@sayatmyukaisa
2025年6月10日

読み終わった
タイトルと装丁から隠語としての「緑」のマリファナとガンダムをよく見る自分はシステム・オールグリーンを連想することは容易かった。
内容は茨城という地に辟易している工業高校の女子高生が展開するハチャメチャな笑えない冗談劇(と言いつつ読んでる最中はケタケタと笑ってた)。
ヒップホップを愛し、サイファーに興じる朴
ミニシアター系の映画やカルトムービーに造詣が深いキラキラネームの美流紅
少女漫画を愛し、地元のボウリング屋でバイトをしている岩隈
しょうがなく繋がっていたり、全く繋がっていなかった関係が「こんな所は抜け出したい」という想いと目的で交わる
作中には映画や音楽、文学作品の引用が多数あって大学で映像制作を主に学んでいた著者の知識が窺える(きっと彼も楽しみながらこの作品を完成させたのだと思う)。