万事快調〈オール・グリーンズ〉

28件の記録
- ぱち@suwa_deer2025年9月14日読み終わった波木銅『万事快調 オール・グリーンズ』読み終えた。 暴力を受けたという体験に対してどう相対するかにその人の人間性が出るのだろうなと思うのと、登場人物たちが悪態を突きまくってることもそうすることで人間を人間したらめてるなと、読んでて爽快感があった。とても好きなので別の作品も読みたい。
- いのかわ@sayatmyukaisa2025年6月10日読み終わったタイトルと装丁から隠語としての「緑」のマリファナとガンダムをよく見る自分はシステム・オールグリーンを連想することは容易かった。 内容は茨城という地に辟易している工業高校の女子高生が展開するハチャメチャな笑えない冗談劇(と言いつつ読んでる最中はケタケタと笑ってた)。 ヒップホップを愛し、サイファーに興じる朴 ミニシアター系の映画やカルトムービーに造詣が深いキラキラネームの美流紅 少女漫画を愛し、地元のボウリング屋でバイトをしている岩隈 しょうがなく繋がっていたり、全く繋がっていなかった関係が「こんな所は抜け出したい」という想いと目的で交わる 作中には映画や音楽、文学作品の引用が多数あって大学で映像制作を主に学んでいた著者の知識が窺える(きっと彼も楽しみながらこの作品を完成させたのだと思う)。
- ごとー@ptk5102025年1月29日読み終わったそれぞれの鬱憤と事情を抱える女子高生たちが屋上で大麻を育てる話。序盤はちょっとこの露悪的な展開は苦手かも...?と思いきや、どんどんアクセルが踏み込まれていきラストは文字通り“ハイ”な読後感。 めちゃくちゃな倫理観はさておき、このスピード感と何も解決しないラストがかなり爽やかでとても好き。
- yam 2@moon_99hak2022年12月8日読み終わった(ほんタメ🫱) もう読了感がね、映画みたいだった(?) 小説を映画に例えんなって感じだけど、カタルシス~~ドカーン💥みたいなのあるじゃないですか。とても映像っぽかったな。 (↑読んだ当時の感想ですが、あなた、2026年に映画公開するわよ~~‼️ 波木銅さん、おめでとうございます👏👏) 内容は結構ハードではあるんだけど、会話にユーモアがあって読みながらㅎってなっちゃうんだよな… あと固有名詞がバンバン出てきて、私は「イオン」と「ココス」ぐらいしかわからなかったから、映画・音楽カルチャーに詳しいともっと彼女たちへの理解が深まったのにな~…と。波木さんの好きなものと書きたいものがぎゅうぎゅうに詰まった作品なんだろうなと思います。