白湯 "侍(新潮文庫)" 2025年6月12日
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@uyas_14
2025年6月12日
侍(新潮文庫)
遠藤周作
読み終わった
遠藤先生の得意な無情さと悲しみと、底をついて初めて救いが見える展開には毎回考えさせられる。 長谷倉は先生ご自身の投影も入ってそうだけど、ベラスコのような傲慢なクリスチャンの思考回路をここまでリアルに書けるのもすごい。こういう人物像も書けるんだ… 個人的に、枢機卿がベラスコに言った「愛の方は愛のために政治の世界で殺された」という台詞が一番印象に残ってる。
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