
木村久佳
@kuCCakimura
2025年6月12日

母親になって後悔してる、といえたなら
依田真由美,
高橋歩唯
読み終わった
クィア・フェミニズム
「そういう意味で言ったんじゃない」「なんでそんな受け取り方をするのか」といったことは、場面場面での直感と思いきや、周りから求められている役割や、今までの行動や言動、肩書きから印象付けられた「らしさ」など、さまざまな要因から「そういうことを言う人」「こういうことを求めてくる人」という先入観を抱かれてしまうんだろうなと思います。
たとえば政治家の失言は、聞くたびに憤るしまたかよと思う一方で、どうせ政治家だしな、またやるだろうな、という気持ちにもなります。「発言で誤解を生んで申し訳ない」とはつまり、「そういう意味で発言したわけではない」という意味ですよね。その政治家の頭の中では「なんでそんな受け取り方をするのか」と思っているかもしれませんが、その人だけでなく今までの政治家たちのしょうもない失言や不祥事が続くと、信用は失墜していますし、そもそも問題になった自分の発言に向き合ってないことも、また次の不祥事政治家の印象に引き継がれていくんだろうなと思います。国民に尽くし、国民の生活を第一に考えなくてはいけない政治家に求められる役割からすれば、反動でそのように感じられても仕方ないです。
とはいえ他人事ではなく、たとえば家族との会話で私がアドバイスしようとすると「どうせ興味ないんでしょ」と先手を打たれることが多々あります。私がその手の話にほぼ興味がないことがバレていて、アドバイスするのをめんどくさがるタチだというのが家族の中の周知の事実だからでしょう。せっかくしっかり助言しようとしていたというのにこちらとしてはナンジャトコラァという気分ですが、今までの自分の態度を振り返ると納得なところもあります。
自分のことすら変えるのは難しいですが、変えた方がいいな、と思うことはちゃんと理解しておきたいです。

