じょなさん "珈琲の建設" 2025年6月19日

珈琲の建設
珈琲の建設
オオヤミノル
著者の言わんとすることはもっと聴いていたいし(読むより聴くという方が合っているような気がする)、考えたいことであった。 特に、「消費されたくない」という店や店主のポリシーさえも消費してしまう大資本主義社会…….大消費社会となってしまった現代社会の有り様への苦言とか。 この本を深く理解するには、数回読み直して、咀嚼する必要がある。 編集者の方とは良い関係ーー対話ができるーーなんだなと思わせる、一貫した話し言葉の書き口も、「この人から話を聞いているんだ」と思わせる。本当に、ふらっと惹かれて入った喫茶店にいるドンみたいなおじさんの話をふんふん聞いているような読書体験。新鮮だった。「ディスクール」も買っているので、読むのが楽しみである。
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