チャモピーピーチャマ
@chu_berry
2025年6月24日

空飛ぶスパゲッティ・モンスター教ガイドブック
FSM研究会
読み終わった
経典教義戒律なしの空飛ぶスパゲッティ・モンスター教についての概説書。
某教のとる世界解釈(創造主たる空飛ぶスパゲッティモンスター、人類の起源は海賊など)は、創造主やインテリジェントデザイン論における科学的な反証可能性のなさを盾に滅茶苦茶、むしろ無理筋であることが意義みたいなとこまでありそう。逆張りの風を感じる
公式の教会もなく、礼拝もなく、戒律もない宗教に意味はあるのだろうか?
一般に宗教の存在意義としてはアニミズムなどの原始的な自然崇拝、災害疫病や現世の苦痛からの救済、まつり(政、祭)をとりもちコミュニティの一体感を醸成するツール、人間を支配管理するツールなどの見方ができる。しかしスパモン教は既存の役割に当てはまらないのではないか?と思った
人間は完全な自由を持て余しがちで(社会契約から自由からの逃走まで読んでもうちょっと考えたい)、人生の穴埋めをして行動指針を決めてくれる存在として宗教に頼っている部分があると私は思っているので、そういった縛りがない共同体はどのような意義があって20年も存続できたのだろうか?スパモン教にはただのミーム宗教を超えた魅力があるんじゃないか?
人類の社会性の獲得に応じて宗教に期待されていることが変容するのかどっかの本に書いてないかしら

