
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2025年6月27日

偶像の涙
全商国,
金子博昭
読み終わった
思いのほか残酷な話だった。
学校の不良たちを何とかするために級長がとった行動は、自信をリンチさせた後にその加害者たちの名前を絶対に言わなかったことからはじまった。
不良グループは個別に謝罪にきて、いつのまにかグループは空中分解するようになくなった。
リーダーの不良が貧しくて家族が病気で生活が大変なことをクラスで助けようと呼びかけ、お金を集めて渡すなどした。
そのことが記事になり有名になると映画化の話が持ち上がり…といった流れで不良のリーダーの求めていない施しがジャブジャブ注ぎ込まれた結果、彼は行方をくらました。
最後、妹宛に残した手紙は彼の本心だったと思うし、善意と悪意はその見た目だけでは本当の意思はわからないな、と思った。







