
fsq
@fishsubquest
2025年6月29日

読み終わった
なにか会社員や雇われ仕事でない働き方がこの世にあると思っている、しかしどこにあるのかわからない。そのため私たちは時々こうした本を手に取る。そこには社会的規範に縛られない、オルタナティブな働き方があると期待する。
しかし本書に登場する人々は皆、仕事と生き方が複雑に絡み合ってしまった人たちである。もちろんロールモデルとして、成功を収めている。それでも、その人らは仕事の引力に手を焼く。常に巻き込まれる。
「お客さんに喜んでもらったり、必要とされることで、自我を保ってる存在として自分を見てます。病んでるでしょ?」(料理人 枝國栄一氏 p.233)
私たちにとって、働くとは一体なんなのか。余計にわからなくなる。
