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@fishsubquest
- 2025年8月6日読み終わったこわかった。 か弱く、人から気を遣われる人、守られるタイプの人に向けられる、侮蔑の眼差し。 社会で生きていて、自分も抱いてしまうことがある、よく知っている、けれどこれまで意識したことのなかった嫌悪感のようなものが共通理解として差し出されている。 それがおもしろかったのだが、共通理解だ、よくあるものだと改めて意識すると、それって少しこわいなと思った。 登場人物の弟が姉に向ける視線を、なんとなく理解できてしまうところとか。 しかし、その渦中で突き抜けている、弱い人もまた別の種類のこわさ/気味の悪さがあり、結末はかなり恐ろしかった。 弱いものと強いものがいたとき、勝つのはいつも弱いものだと、後半にかけて奴隷道徳的な社会を透かして見せる構造もおもしろかった。
- 2025年6月29日読み終わったなにか会社員や雇われ仕事でない働き方がこの世にあると思っている、しかしどこにあるのかわからない。そのため私たちは時々こうした本を手に取る。そこには社会的規範に縛られない、オルタナティブな働き方があると期待する。 しかし本書に登場する人々は皆、仕事と生き方が複雑に絡み合ってしまった人たちである。もちろんロールモデルとして、成功を収めている。それでも、その人らは仕事の引力に手を焼く。常に巻き込まれる。 「お客さんに喜んでもらったり、必要とされることで、自我を保ってる存在として自分を見てます。病んでるでしょ?」(料理人 枝國栄一氏 p.233) 私たちにとって、働くとは一体なんなのか。余計にわからなくなる。
- 2025年6月25日
- 2025年6月13日メランコリーで生きてみるアラン・ド・ボトン,齋藤慎子
- 2025年6月3日フェミニスト、ゲームやってる近藤銀河
- 2025年5月25日
- 2025年5月19日
- 2025年5月9日暗闇に手をひらく大崎清夏読み終わった
- 2025年4月2日信仰村田沙耶香読んでる
- 2025年3月25日暮らしが変わる仕事田中のり子読み終わった
- 2025年3月25日Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミングレシュマ・サウジャニ読み終わった
- 2025年3月10日
- 2025年3月6日
- 2025年3月5日あなたまかせのお話レーモン・クノー,塩塚秀一郎読んでる
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