
はるにれ
@Elms1130
2025年6月29日

ペルセポリスI イランの少女マルジ
マルジャン・サトラピ
読み終わった
読書メモ
図書館本
図書館でReadsで気になっていた本を見つけて、つい借りちゃった。実はバンド・デシネ初体験。
歴史や報道の一部として見聞きしてきたイランでの出来事が、十代前半の少女の生活として描かれているのに、軽くめまいがした。デモ、革命、投獄、拷問、処刑、空襲、戦死なんて言葉が日常の中に散らばっていて、死があまりに身近。知的で気の強いマルジと一緒に最後のページまで辿り着いた時には、クタクタだった。14歳のマルジにとっては、これからが彼女の人生なんだけど。
ゴツゴツした太い線と、中間色のない白黒はっきりした絵柄が、マルジの置かれている重苦しい状況と、それに果敢に向かっていく彼女の心情を表現するのにぴったり。表紙の彼女の表情も好き。




