
ハム
@unia
2025年6月30日

闇を泳ぐ
木村敬一
読み終わった
全盲というのがどのような世界なのか、本書を通して理解し、想像はできても実際にその人生を生きることなしにはわからないだろうと思う。
読んでいると、見えているかのようにけっこう普通に生活をしていることに驚く。
自分がもし同じ状況にあったとしたら、その境遇に対応できる自信はないな。
制約の中でどうするかというマインドが常に働き、ストイックに行動する姿には心打たれる。
これだけすごい人間力を持って成功しているようにみえて、普通の人と同じような考え方や行動をとって失敗も多くしている姿には親近感も湧くけど、さすがの金メダリスト、芯がある。
何がすごいってこの本が書かれた当時はまだ金メダリストではなかったという事実。
でもこの延長線上に金メダルが約束されているかのような、取るべくして取ったと思えるくらいのものをこの本には感じた。

