"雨のうた" 2025年7月1日

夜
@butiloveu
2025年7月1日
雨のうた
「縦書きの国に生まれて雨降りは物語だと存じています」飯田和馬 日常のなかでふと短歌を思い出す…ということの原体験がこの歌だった。 雨が好き、とは言えないけれど、このシリーズのなかで初めて購入を決意したのが「雨のうた」だから私はきっと雨が好きなのだろう。 「匂ひの記憶、ではなく記憶そのものの匂ひとおもふ四月の雨は」魚村晋太郎 「ここへ来て一緒に濡れてほしいのにあなたは傘をたくさんくれる」橋爪志保 「ひかれあうことと結ばれあうことは違う二人に降る天気あめ」俵万智 「雨はふる、降りながら降る 生きながら生きるやりかたを教へてください」籔内亮輔 「好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君」枡野浩一
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved