
葉鳥
@kihariko
2025年7月3日

ぼくもだよ。神楽坂の奇跡の木曜日
平岡陽明
読んでる
北陸文庫大賞最終ノミネート作品。
これで第1回のノミネート&受賞作を制覇!…のはず!文庫版になかなか出会えないので諦めてソフトカバー版で読み始めた。
表紙を飾る盲導犬を連れた盲目の女性視点と奥にいる古書店主の男性視点のエピソードが章ごと交互に描かれる物語。
全く違う生活を営む2人がどこで交錯するのだろうと興味を持って読み進めていたが、ついにおやおやおや…!?という雰囲気が出てきたので楽しくなってきた。
また、病気のために後天的に失明した女性の章は視力の悪さに不安を覚える自分にとってはかなり食い気味に読んでしまう。自身の経験を記した作中エッセイが何よりも読み応えがある。


