
あおい
@booklover_aoi
2025年7月6日

黄金蝶を追って
相川英輔
読み終わった
Kindle Unlimited
@ 自宅
2025.7.6読了。
とても久しぶりにSFファンタジーを読みました。
短編ですが、どの作品も登場人物像が頭の中に描きやすくて、一人一人印象に残りました。
出世争いからの脱落者、よくある題材ですが、現実世界でもよくあるから題材になるんですよね。
私は出世に興味がないので社内政治には関わらない派ですが(知らないうちに巻き込まれてはいますが)、出世したい人たちは人脈とか派閥とか大変だなーと思います。
『日曜日の翌日はいつも』の設定では、北村薫さんの『ターン』を思い出しました。
『ターン』は決まった時刻を境に同じ日を繰り返しますが、『日曜日の翌日はいつも』は、別軸の世界線に行ったらそこでの時間は進むという違いがありました。
自分で抱えるには辛いことがあった時、人は何かを追求する原動力になることがあることを本作を読んで思い出しました。
しんどい時こそ没頭できるものがあることに救われることがあるのは私も体験しているので、追体験した気持ちになりました。
他の作品はまたがらりと雰囲気が違うようなので読んでみようと思います。


