
はるにれ
@Elms1130
2025年7月6日

ハーレムの闘う本屋
ヴォーンダ・ミショー・ネルソン
読み終わった
読書メモ
図書館本
マルコムXも頻繁に訪れたというニューヨーク・ハーレムの伝説の本屋。際どい仕事の経験もして、店主ルイスが店を始めたのは40代半ばになってから。世の中、若いうちに打ち込めることが見つけられる人ばかりじゃない。彼を取り巻く人たちの証言や書類・写真をコラージュ風にまとめてあり、公民権運動前後のハーレムの様子を構えずに知ることができる。
彼の本屋が若者たちに知識と夢を与えていたから当然だけど、アフリカ系アメリカ人指導者たちの暗殺など重苦しい事件を経てもなお、力強く歩んでいく人たちが描かれていて、いい終わり方だと思ったら、ヤングアダルト向けの本だった。こういう本も悪くないな。



