
はな
@hana-hitsuji05
2025年7月9日

読み終わった
Kindle Unlimited
この本の著者は津田梅子の作った大学を卒業して学長にまでなった人だったと読み終えてから知った。
所々にすごく暖かな眼差しや鋭い視点があり、津田梅子はこのような女性が自分の大学で学び次の世代に向けて本を書いたことを誇りに思うだろうなと思った。
新書だからめちゃ読みやすい。
彼女が生きていたらどれほど肩を落とすのかなというくらい日本のジェンダーギャップ指数は低迷しているが、あの頃から息づいていたシスターフッドや高い志を今を生きる人たちが全く持っていないはずはない。
それぞれの人たちは会ったことも存在さえも知らないはずなのに、世界中で同じ時期、同じ時代に色んな場所から同質の疑問や声が上がることは果たして偶然なのかな?と思う。
女は出来ない、女はする必要がないと制限される事が当たり前の世界では違和感さえ異端扱いされていたし、今もそういうとこある。
自分がその最後の世代になれたらいいな。
だからこういうものだ、それで仕方ないものなんだと思わないために、もっと多くのことを知りたい。
後から気づいたり知ってしまった苦しさも確かに沢山あるんだけれど、それでもそれを次の世代に持ち越したくないなと本当に心から思う。







