窓鬱雨 "光と風と夢" 2025年7月11日

光と風と夢
青空文庫で。 気管が弱い英国出身の文士が南国の島、サモアで暮らす話。 まだ全部は読み切っていないが、「小説とはcircumstanceの詩」という文言に驚いた。その発想はなかった。言われてみればそうな気がする。中島敦の詩観と捉えて良いのだろうか、それとも誰かの引用?そうなのだろうか、ほんとうに小説はcircumstanceの詩なのだろうか。それって、詩と小説の境界をなくすという意味なのだろうか?それとも、どちらかを肯定したいのだろうか…。詩人が次々と筆を折った大正にも、こんな考えかたはあったのだろうか。 もちろんこの小説の面白いところはここだけじゃない。読み終えるのが楽しみだ。
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