
青布団
@ofton_ofton
夕顔読了
なんとも儚い。夏に読めて良かった。
「常夏」が撫子の古名だったとは。今のイメージのようなジリッと焦がす様なそれより、楚々とした可憐な人に合わせた名前だったんだな。
そしてやっぱり空蝉(人)が好き

青布団
@ofton_ofton
若紫読了
今更だけど、先の話の登場人物が伏線をはられている事にやっと気づく。
紫の上はそんなにあっさり源氏の元に引き取られた訳じゃなかったのか…結構えぇ…ってところもあったけど、実父の所に行っても微妙ならまぁ…

青布団
@ofton_ofton
紅葉賀読了
意外と面白寄りのエピソードも混ざってる、源氏物語。源氏の美しさはどうも不吉さも孕んでいてどこか恐しい。弘徽殿女御は結構好きだ。不快さを我慢しない(しなくて良い気分だからというのもあるけど)、この人が源氏らに連なる美を1番恐れていたんじゃなかろうか。

青布団
@ofton_ofton
花宴読了
さっくりと読める。藤壺が恋しいけど、別の人にもちょっかいをかけて紫の上にも構う。忙しい。
宮中の出来事だと人物相関がややこしい。藤壺は拒絶だけじゃなくて、惹かれているところもあるんだなぁ。

青布団
@ofton_ofton
葵読了
10年ほど夫婦だったのか、他の女性に比べて関係が希薄だったけど長い。死の瞬間はあっさりしていたが、それを挟む前後が濃密。御息所もなかなか手を引けない、厄介な道で望みがある訳ではないのに離れがたい源氏、人に尊ばれていたけど魔性寄りだ。恐ろしがられるのも理解できる。

青布団
@ofton_ofton
本章で色んな人の恥じらい(屈辱)を見たように思う。紫の上についてかなり読んでいてきついものがあった。この長い物語でやたら抽出される関係だけど、かなりきつい。まして、前半に葵の上と御息所の件があって舌の根の乾かぬうちにと思うところもあった。

青布団
@ofton_ofton
よく「光源氏計画」とか「紫の上の様だ」と揶揄する表現があるけど、もう軽々に使えない悍ましさがあった。読みながら一貫性がない人物の様に思っていたが、慈悲があり悼む心、悲哀に共感できる一方で人の心がわからない人物。

青布団
@ofton_ofton
賢木〜須磨読了
色んな人が退場したり、源氏自体が都から退場したり。ただ、弘徽殿女御とか右大臣は怒る権利ある。朱雀帝は1番怒っていい。けど弟想いであり妻想いだな…この人。苦労人。
源氏は見目美しさとか才気、身分の魅力だけでなくて、周囲の人にとって人たらしだったんだな…あんなにみんな寂しがるとは。

青布団
@ofton_ofton
明石〜関屋読了
明石の伏線が回収されてる!自分の身の上と比べて気後れしている女性だけど、めちゃくちゃ重要な立場になってる…朱雀帝が良い人すぎる。退位して穏やかに暮らしているなら良いよね。源氏の悪癖はいかなる時も治らないけど、これがないと話盛り上がらないもんな…っていう境地に来てる

青布団
@ofton_ofton
悪癖もあるんだけど、一方でなんだかんだ言っていろいろ目端は効かせる人なんだよなぁ…忘形見を引き取ったり、お祝いしたり、家のお世話をしたり。なんやかんやできる限り責任は持つ男。

青布団
@ofton_ofton
絵合〜少女読了
上巻分を完走。源氏の失脚から返り咲きまでをグイグイと読ませる。上昇のシーンだからか読む勢いが自分にも付いてきた。
先の伏線に感心させられて、失意のうちに描いていた絵が効いてくるとは。出世したから、分別が付いて反省してるのか、ここからひたすらに現場調整に奔走してて如何にも管理職(?)っぽいと感じた。すごい多方面に気を使っている。一方でvs頭中将(内大臣)の姿勢は変わらず。

青布団
@ofton_ofton
張り合いがあって、煩わしいだけではなさそうだなと思う一方で若者たちを翻弄してるな、とも思った。みんな個であることが許されない立場だ。
身分差に対する意識の厳格さ(低い身分に対して殆ど蔑みとも思えた)が下敷きとなっている。今でも大してフラットではないけどちょっとレベルが違う。