
aida
@9mor1
2025年8月9日

社会と自分のあいだの難関
那須耕介
読み終わった
"裁判も、僕から見ると、いまみたいに内戦があるわけじゃない社会においても、問題を解決するのではなく、処理する。なおかつ、問題をなくしてしまうのではなく、争いが起きてるものも、もうちょっと扱い易く形を変えて継続していくための方法。判決が下ったら、それで終わりということじゃなく、裁判所の外でその争いは続く。けれども、やっぱりそのプロセスがあるのと、なかったのでは違う。(中略)つまり、裁判というものは、形を変えるということがポイントなのであって、そのための工夫であると受けとめないと、僕らは裁判を勝った、負けただけで見てしまう。"
勝った負けただけじゃないということ知らなかった。問題を解決しやすい仕組みに少しずつ形を変えていくのだということ。途方もないけど希望はあるなと思った。
『エルサレムのアイヒマン』も読みたい。