藤田知礼|Fujita Chiaki "大事なことほど小声でささやく" 2025年7月18日

大事なことほど小声でささやく
繊細で可愛らしい表紙とタイトルだな、と思った後にあらすじの一行目が目に入ってすぐさま読みたくなった。ここまで興味をそそられるあらすじは久しぶり。 解説で書かれていたことの引用になっちゃうけど、出てくるのがそれぞれに癖がありながら善性の人ばかりなので読んでいてすごく心地が良かった。善人でありながら、みんなそれぞれにどこか孤独とか不安とかを抱えたり背負ったりしてる。みんな愛おしい。 (よりにもよって第四章を喫茶店で読んでしまった涙腺ゆるゆる人間) 文体も好きだった。本の文章ってぱっと見お堅いオーラ放ってるから、読んでみたら何を言ってんだwwwっていうことがしばしばあってそのシュールさがクセになる。 スナックひばり、行きたいな〜
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