さとう "音楽家は本を読む。" 2025年7月18日

さとう
さとう
@satoshio
2025年7月18日
音楽家は本を読む。
目次を開いた時に、「Ⅰ 本の海を泳いでみる」「Ⅱ 本の海に潜ってみる」「Ⅲ 音楽という海に溺れるためのブックガイド」「Ⅳ 本の海に溺れながら考えてみた」という各章の表題に惹かれ、旅先で購入した本。 作中にもあったけれど、背表紙とカバー、帯にこだわり詰まってて素敵。 最終章で「音楽の二層構造」「スペキュラティヴ・ミュージック(思弁的音楽)」「リベラルアーツとしての音楽」についてとても分かりやすくガイドしてあって、この本高校生の時の自分に教えてあげたい!悔しい!となった。 浦久さんの本文もとても素晴らしいけれど、青柳いづみこさん、舘野泉さんとの対談部分がすきだった。青柳さんの作品は近所の図書館にあったから、今度借りに行こう。 「音楽家は、自分が楽譜から感じたものを信じて弾くべきだと思うのです。でも、その直感をだいじにしようとすればするほど、まわりの価値観とぶつかったり、誤解や偏見に振りまわされたりということも起きます。そのような壁に阻まれたとき、自分の価値観を信じるよすがとなるのが、文献だと思います。」 青柳いづみこ 「楽譜にも分析用語にもたよらずに、音と言葉が交錯する、その瞬間をいかに言語化するか」 青柳いづみこ『音楽と文学の対位法』 「ぼくは音楽を勉強するためにどこかに行くということはない。自分で歩いて生きていけば、音楽はどこにでもある。」 舘野泉
音楽家は本を読む。
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