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さとう
さとう
@satoshio
  • 2026年2月8日
    とてもしずかな心臓ふたつ
    感情をそっと置く歌が多かった。 どの歌も大きな声を出さないのに、読み終わった後、心のどこかに長く残っている。 ◇お元気で さいしょのゆきがしゅくふくのようにうれしく降りますように ◇ただぽかんとしているだけの休日に明朝体が沁みてくるねえ ◇解けやすい夏と秋の結び目にいつもいてくださってありがとう ◇白湯だけが親しい夜の入り口でいいよあなたの六腑になろう ◇はなれゆく刹那にふかく触れながらことばを限りなく遠ざける
  • 2026年2月8日
    これからの友情
    「カーテンが夜の揺れ方をしている あなたは幸せにしかなれない」 いまのわたしの心の温度に、とてもちかいうた。
  • 2026年2月7日
    雪のうた
    雪のうた
    雪が降る様子を眺めつつ読了。 外に降る雪の様子はみてるからあなたは鍋の様子をみてて(岡本真帆) あなたがいる前提で、私は安心して雪を眺めていられる。自由でいられるという信頼。こういう関係になれたらいいな。
  • 2026年2月1日
    デザインのひきだし50
    デザインのひきだし50
    「アートのページをめくる-芸術と雑誌展-」で出会って、ぱらぱら眺めていた。こういう本だいすき。
  • 2026年1月27日
    月まで三キロ
    月まで三キロ
    帰省のお供に、読みかけの『月まで三キロ』を借りた。相手のスピンと自分のスピン、ふたつの栞を挟みながらゆっくり読む。誰かの途中の時間と、自分の時間が、同じページの上で重なっていく感じがして少し特別だった。 「アンモナイトの探し方」がお気に入り。「わかるための鍵は常に、わからないことの中にある」前に進む方法というより、立ち止まり方を教えてくれる物語だった。
    月まで三キロ
  • 2026年1月3日
    えーえんとくちから
    「よかったら絶望をしてくださいねきちんとあとを追いますからね」 「余白からあなたの声をこぼしてはうすく小さくなりゆく詩集」 大きな感情を大きな言葉で表してないところがすき。
  • 2026年1月3日
    100年後あなたもわたしもいない日に
    静岡に行く道中で。 短歌も、イラストも、切り取り方も、どれも素敵だった。 ○眼差しをろ紙でゆっくり濾しました溜まった水は歌になります ○君の吐く言葉を固めて飴にしてときどき舐める悲しいときとか 「澄んでいる」という言葉がいちばん近い気がする。 100年後、たしかにあなたもわたしもいない。 けど、濾された水や飴みたいな言葉は、誰かの喉や誰かの悲しさの中で、ちゃんと溶けるかもしれない。 そんなふうに、静かに信じさせてくれる。
  • 2026年1月2日
    まばゆい
    まばゆい
    「誰かを大切に思う心は、とても壊れやすくて、ひとりよがりで、せつない しかし、その脆さをもってしても、永遠に続く関係があるとすれば、なんと名前をつけましょう」 年明けからいい本をたくさん読めてうれしい
  • 2026年1月1日
    引き出しに夕方をしまっておいた
    引き出しに夕方をしまっておいた
    冬休み五冊目。 韓国の詩を読むのは初めてだったから、意味を追うより先に、オノマトペや音、色、温度、時間をそれぞれ拾って書き出してみた。理解する前に身体で受け取ってみたかった。 タイトルの翻訳で「夕方」が選ばれている理由の通り、この詩には多くのグラデーションがあると思う。光と影が同時に示され、どちらか一方に傾くことがない。その在り方に強さを感じる。すべてを見逃さずに並べておく、そんな強さ。
  • 2025年12月31日
    発芽/わたくしが樹木であれば
    冬休み四冊目。 readsで知ってから、ずっと探していた一冊。 やっと見つけた。 都会の大きな本屋さんは、やっぱりすごい。 ◇体などくれてやるから君の持つ愛と名の付く全てをよこせ →心ではなく、体という差し出し方が辛い。 愛を与える側ではなく、愛を奪わなければ生きていけない側の言葉なのだと思ってしまう。 ◇川ならばあなたを避けて流れたい底の暗さを見せないように →川は本来、すべてを運び、濁流さえ抱え込む存在なのに、「避けて流れたい」。 相手を思う優しさゆえに近づけない、その感情に強く共感した。
  • 2025年12月30日
    ピアノを尋ねて
    ピアノを尋ねて
    冬休み三冊目。 久しぶりに読む海外文学だった。 ラフマニノフの《ヴォカリーズ》に、かつて自分自身も心を乱された記憶があるからか、物語にすぐに引き込まれてしまった。 描かれているのは「老い」と「孤独」という、決して軽くはないテーマ。 けれどその重さが、文章の美しさと強く対照をなしていて、かえって心に残りやすかった。 訳者あとがきで触れられていた、中国語タイトルの「琴」が「情」と響き合う掛詞であるという点も印象深かった。 こういうときに、もう少し知識の引き出しがあれば最初からより深く楽しめたのかもしれないと思い、少しだけ悔しい。
  • 2025年12月27日
    星のうた
    冬休み二冊目。 このシリーズは毎回装丁にうっとりしてしまう。 ✴︎死はずっと遠くわたしはマヨネーズが星型に出る国に生まれた(くどうれいん) ✴︎ひらかれて文庫本からこぼれたる言葉も冬の星になりたり(斎藤美衣) ✴︎わたくしを一人忘れてゆく船の火星をめざす軌跡がきれい(鳥さんの瞼)
  • 2025年12月22日
    まっすぐ生きてきましたが
    「乃木坂の一人だった」という印象しかなかったけれど、こんなふうに世界を受け取り、言葉を選んで生きてきた人なんだと知った。 「まっすぐ生きてきましたが」というタイトルも、立ち止まって振り返る前置きのようで好きだった。
  • 2025年12月17日
    ふたりの窓の外
    恋愛のかたちとして語られがちなものから、そっと外れたところにある関係性が好きだった。 喫茶店でお互いに読書をしようと決めて、手に取った本がこの本だった。 作中には、読書をする場面が度々あらわれる。相手が読んでいた本をこっそり覚えておいて、後日その本を探して読む。そういう行為そのものが、いま私が『ふたりの窓の外』を読んでいる理由でもある。 物語は、大きな出来事を起こさない。 ただ、窓の外の景色が少しずつ変わっていくように、ふたりの距離もまた、静かに移ろっていく。 いい本だった。 本にも、人にも、いつ良いものに出会うかはわからない。
  • 2025年12月13日
    やっと言えた (シリーズ ケアをひらく)
    前作の衝撃が強く残っていて、今作も読まなければならないと思い、手に取った。 今作はカウンセリングを主軸に据えて、自分の根底にある感情と向き合うことの過酷さや、その過程に伴う覚悟について書かれている。 作中で語られる、人とのコミュニケーションを「支配―被支配」「主―従」という構図でしか捉えられなくなっていた、という記述が印象に残った。過去の経験が、関係性の見え方そのものを限定してしまうことが示されている。 これまで、性暴力被害者が性を乱雑に扱っているように見える行動に疑問を抱いていたが、本書を通して、それが心理的な構造から行動へとつながっている可能性があるのだと理解できた。
  • 2025年11月28日
    寡黙な死骸みだらな弔い
    寡黙な死骸みだらな弔い
    こわい。登場人物たちの感情に共感を覚えてしまうことがこわい。私の感情も煮詰めたら、こんな結末になってしまうかもしれない。
  • 2025年11月23日
    密やかな結晶 新装版
    長旅のお供として読んでいた。消滅していくひとつひとつの事柄の説明をそのまま辞書に載せたいぐらいに素晴らしいかった。 小川洋子さんの作り出す世界にどっぷり浸かってしまって、もう抜け出せないかもしれない。
  • 2025年11月23日
    密やかな結晶 新装版
    弾丸帰省中。読んでいる。 「ただの小さな紙切れかもしれないけれど、この中には奥深いものが写し出されているんだ。光や風や空気や、撮っている人の愛情や喜びや、撮られている人のはにかみや微笑みかね。そういうものはいつまでも心に残しておかなくちゃいけない。そのために写真を撮っているんだからね」
    密やかな結晶 新装版
  • 2025年11月17日
    傷の声
    傷の声
    「あなたは読まない方がいいかもしれない」 そう何度も忠告されたのに、読んでしまった。 この本は、奥底に沈んでいた痛みが、静かに浮かび上がってくるような本だった。 私は共感性疼痛の傾向があって、誰かの傷や息の乱れを読むだけで、自分のなかにも同じようなものが入り込んでくる。だから読みはじめてすぐ胸がつまった。たった1行に触れただけで息が苦しくなり、本を閉じた日もある。 それでも、本を閉じても、気配は消えなかった。胸の奥にゆっくり残って、苦しいのに、どこか確かな感じもした。 アルコールに頼ってしまう理由が似ているところもあって、「これは遠くの誰かの話じゃない」と思いながら読んでいた。 読み終えるまで、ずっとしんどかった。けど、読んだことを後悔してはいない。 塔子さんは私よりひとつ上の26歳。 だけど来年からは、私が年齢だけを追い越していくんだと思うと悲しくなる。 本の中に死生観についての言葉があって、「死なない限り重石から解放されることはない。人生は重たい」という一文があった。 「少しでも楽になれていたらいいのに」とも、「生きていてほしかった」とも、どちらも軽々しくは言えない。私の言葉では、どうしても外側の安全な場所からの言葉になってしまう気がする。 ただ、その痛みを言葉にしてくれたこと。その言葉が、読んだ私の中で静かに生き続けていること。それを大切にしていきたいと思う。 痛みに触れるのはこわいけれど、その痛みが言葉になって目の前にあらわれたとき、自分の中にも名前のない“声”があったことに気づく。 この本は、その気づきを教えてくれた。
  • 2025年11月11日
    花を見るように君を見る
    花を見るように君を見る
    素敵なおともだちが読んでいて。 「眠る前の祈り」をどこかで読んだことがあった気がする。「そんな人として」「愛する気持ちがあっても」「言葉を惜しんで」がすき。
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