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さとう
さとう
@satoshio
  • 2025年6月28日
    異なり記念日
    異なり記念日
    知り合いにおすすめしてもらって。 最初図書館で借りて読んでいたけど、1章を読み終わった後、この本は手元に持っておきたいと思って、すぐに本屋さんに駆け込んで購入した。 この本を読む前に、父親目線の育児小説「たのしい保育園」、聴覚障害や聴覚と言語についても触れている「音と脳」を読んでいたから、読むタイミングがちょうどよかった。 3ヶ月前だったら私はこの本を読めなかったと思う。補聴器をつけている時の音を聞き分けられない気持ちが痛いほどわかった。自閉症の子とのコミュニケーションの話も、私も似たような経験があって、その経験が私が発達障害、音楽療法を勉強しようと思ったきっかけでもあったことを思い出した。聞こえないからこその純度のたかい「ことば」で、とても澄んでいて、こころに沁みてきた。 あと「1.唄っていた」を読んでいる時にオノマトペが気になって書き出し、擬声語、擬音語、擬態語、擬容語、擬情語どれに当てはまるかざっくりと振り分けてみた。聞こえないからこそ、目に見えているものの、肌で感じられるもの、匂いのオノマトペが多くて、表現に人の体温を感じられてよかった。
    異なり記念日
  • 2025年6月24日
    シンジケート[新装版]
    ◇呼吸する色の不思議を見ていたら「火よ」と貴方は教えてくれる ◇目薬をこわがる妹のためにプラネタリウムに放て鳥たち ◇「前世は鹿です」なんて嘘をためらわぬおまえと踊ってみたい ◇秋になれば秋が好きよと爪先でしずかにト音記号を描く 表紙と目次の言葉に惹かれて。 私の知っている単語たちなのに、穂村さんを通すと言葉がなんか違う。うまく言語化できない、悔しい。 これからプラネタリウム行ったときは、目薬こわがらないでねって呟いちゃいそう。そんなうたが多い、
  • 2025年6月24日
    私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない
    ◇今、バードコードって言った言ったよね?鳥になりたいなりたいんでしょう? ◇お風呂の前で歌っていてね髪洗うときおばけが来ないように ◇君の名と同じ響きの島があり煌めく砂を輸出していると ◇誰の中にも君はいてこの人は瞼の縁が君に似ている 「日本狼アレルギー」が「日本酒アレルギー」と見えて、日本酒が飲めないなんてしょんぼりだねと思いながら手に取った本!笑 言葉のリズムがすき。日常に隠れているなにかをうまく掬って言葉にしている気がして、読んでいてわくわくする。
  • 2025年6月23日
    これから泳ぎにいきませんか
    海のことばを読んで「私が海を求める理由はこれだ」と納得した。なんでこんなことばが出てくるんだろう。なんでこんなに分かっているのだろう。 「海は、いつも予想以上に大きい。」 「予想の皮がべろっとむけて、毎回、新鮮にそう感じる。 目の前の現物の存在感が常にこちらの容量を超えてくるところにすごさがある、と思うのだ。」
  • 2025年6月23日
    これから泳ぎにいきませんか
    私は本でも、ごはんでも、音楽でも感想を言葉にして伝えるのが苦手で、表情で感情を伝えるか、得られた情報を伝えるしかしてこなかった。だから私のすきな穂村さんが作品たちの魅力をどう伝えているのか気になって手にとった。
  • 2025年6月23日
    太陽帆船
    太陽帆船
    大阪旅行からの帰りに新幹線の中で号泣しながら読んだ。 私のおまもりだったけど、すきな友達に手紙と一緒に贈った歌集。 ○帆を揚げる会いたい人に会いに行くそれはほとんど生きる決意だ ○別れても会えなくなっても見えずとも一度でも出会えばずっと祝祭
  • 2025年6月22日
    鍵盤のことば (新鋭短歌シリーズ)
    ◇うるせえぞおまへ、挽歌詠んだろか。花のなまへをつけてやらうか ◇どつちも屑だから安心してほしい明るい部屋はとても疲れる ◇言葉なるもののからだに棲むかぎり祈りの部屋は保たれてゐる ◇くびすぢはどのスラーにもそぐはずに楽譜のうへを第二指ゆけり 「鍵盤のことば」とあるように、音楽がテーマだったけど、音楽って聴覚だけではなくて視覚、触覚でも感じられるんだということを思い出した。 「うるせえぞおまへ〜」よんでスカッとした。 こんな消化の仕方?当たり方?もあるんだって発見できた
  • 2025年6月22日
    音と脳ーーあなたの身体・思考・感情を動かす聴覚
    音と脳ーーあなたの身体・思考・感情を動かす聴覚
    元々発達障害がもつ聴覚過敏、カクテルパーティー効果に興味があって読み始めた。聞いた音を脳がどう処理しているのか科学的に示されていて、私には少し難しかったけど単語を調べながらなんとか読み切れた。 特に「バイリンガル脳」「騒音」の章が興味深かった。顔の表情と一致していない声の感情の判断が国別で分かれている話もおもしろかった。日本人は声の表情、ドイツ人は顔の表情で判断するらしい。コロナ禍マスクで表情を読み取れなかった時はドイツ人たちはどうしていたんだろう。
  • 2025年6月22日
    うたのげんざいち 遍歴
    うたのげんざいち 遍歴
    「表現というのは、解らない、悲しんでいる、怒っているというような理不尽な感情が原動力となる。心身が完璧に満たされた状態なら表現には向かわないかもしれない。」 「自分のネガティブな部分とのズレを打破するために発声をしている。そうしていると気持ちが楽になる。それに私は幸せを感じたときも歌いたくなりますし。そういう自分の状態を自分で喜んでいるだけ」 20分ぐらいでさらっと読めたけど、音楽への向き合い方、空間づくりに関して共感することが多くて満足感たっぷり。 そしてこの本屋さんはReadsを通して知った場所。いいところを知れてよかった。
  • 2025年6月20日
    掌に眠る舞台
    掌に眠る舞台
    装丁と目次に惹かれて。 やっぱり紙の本は手に取るときわくわくする。 「指紋のついた羽」のラ・シルフィードさまへのお手紙、「ユニコーンを握らせる」の伯母さんの声の表現、「鍾乳洞の恋」の白と黒の表現がすき。 私は白色がいろんな理由があって苦手だけど、小川さんの白の表現が素敵で、少しだけ白をすきになれた。 あと登場人物の名前が出てこないから、いつもよりも本の世界に溶け込めた気がする。
  • 2025年6月17日
    ウタノタネ: だれでも歌人、どこでも短歌
    ◎死ぬるまで言いつづけるよなまじなちの言葉をひとつ/よびにあとひとつ ◎五線紙にのりさうだなと聞いてゐる遠い電話に弾むきみの声 ◎うぬぼれていいよ わたしが踵までやわらかいのはあなたのためと ◎約束はやぶっていいよ 指切りがただしたかっただけなんだから わたし恋してるのかな、と思っちゃうぐらい恋のうたに惹かれちゃう
  • 2025年6月17日
    たのしい保育園
    「取り返しのつかないこと、やり直しのできないことがあることを娘はきっとまだ知らない。」 「そこには希望しかない。というか絶望がない。すべてのことに終わりがない。」 「本気でそう考えているからこそ、こんなにも泣き止まず、求め続けることができる。」 私はいつ絶望を知ったのだろう。 今は『緑色』のエピソードがこころにきたけど、育児を経験したり、子どもの成長を見守る側に立ったりしたらまた受け取り方が変わるんだろうな。
  • 2025年6月2日
    わたしの好きな季語
    装丁に惹かれ3年前に購入した。 眠れない時に、そのときの季節のページを少しだけ声に出しながら読むのがすき。 わかめ、朝寝、花、春愁がお気に入り。躑躅がきちんとしすぎてこわいのもわかる。
  • 2025年6月2日
    「待つ」ということ
    "抱きながら、消す。この振り幅が、じれったさということを〈待つ〉にもたらす。” "未来や過去をもてるというのは、現在から離れるということであり、現在にあたって不在のものを思うことができるということである。” "苛酷な毎日が続くなかで生き延びるには、ありえないような極小の希望にそれでも身をあずけるよりほかない。”
  • 2025年6月2日
    落下する夕方
    落下する夕方
    「ラジオの番組がおわるときってね、親しい人が帰っちゃうときのような気がするの。それが好き。私は小さい頃からいつもラジオを聴いていて、親しい人にまだ帰ってほしくないって思っても、やっぱり時間がくると帰っちゃうの。きちんとしてるの、ラジオって」 江國さんと付き合ってみたいと言っていた前の恋人におすすめされて読んだ本。 恋人から聞いたこのラジオの話、当時はラジオに対してこう考えているなんてと思っていたけど、この本からの引用だったのね。知れてよかった。 私も江國さんと付き合いたいし、江國さんがつくりだす華子のような人と付き合いたい。
  • 2025年6月2日
    あなたのための短歌集
    ⚪︎もがくほどしずむかなしい海だから力を抜いて浮かんでいてね ⚪︎図書館という売り買いのない凪で本もあなたも羽を休める 前はそこまで刺さらなかった言葉が、休職中の今心にきている。
  • 2025年6月2日
    ブルーピリオド(17)
    ブループリオド1話目が公開された時、高校の美術科の同級生に教えてもらった。私立美大を目指していてる子で「私はこの本分かりすぎて読むのしんどいから、美術専攻じゃないあなたに感想教えてほしい」と言われ。 音楽専攻だったけど、当時県外の音大も教育大も断って地元の総合大学を選んだ自分にとっても、眩しすぎて読めなかった。 最近またおすすめされて、音楽から離れて数年たっているし今ならと思い一気に17巻読んだ。 読めたけど、エピソードに紐付くいやな記憶も思い出したし、苦しかったけど今読んでよかった。大人に少しなれたんだと思う。
  • 2025年6月2日
    たやすみなさい
    装丁がきらきらですき。 ○すきな原曲のカバーがいいときのしっぽがあればふりたい気持ち ○こんなとき力になってあげたいのに布団のなかで思うしかない ○「生きなきゃ」が「起きなきゃ」に漕ぎつくまでの「う」と「え」における長い逡巡
  • 2025年6月2日
    音楽
    音楽
    東京旅行で出会った本。 装丁もすき、栞もすき。 メニエールになり聴力が低下して、唯一の取り柄だと思っていた耳がつかいものにならなくなったり、今まで聞こえていた音が聞こえなくなったりですきな音楽を聞けなくなった。だから今が夜なんだと思う。
    音楽
  • 2025年5月15日
    風に舞いあがるビニールシート
    ブックカバーすき
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