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さとう
さとう
@satoshio
  • 2026年5月16日
    空、はてしない青 下
    空、はてしない青 下
    エミルとジョアンヌ、ふたりは出会うべくして出会ったんだということを感じた下巻だった。 相手によって救われるというより、“自分でも触れられなかった部分を相手の存在によって知ってしまう”ところに、この物語のうつくしさがあった。
  • 2026年5月16日
    空、はてしない青 上
    空、はてしない青 上
    「失われるかもしれないもの」が見えているときの幸福って、どうしてこんなに切実なんだろう。
  • 2026年5月12日
    火山のふもとで
    おすすめされて。 お互いすきな文章が似ているから、きっと私もすきになるだろうなと思いながらページをめくっていた。 雪子の声の描写で、「この作品すき」と実感し、そこからは、一気に物語の空気へ入り込んでしまった。 「大事なことは、聞き逃してしまうほど平凡な言葉で語られるものだ」 この一文に、この本のあり様が詰まっている気がする。静かで、穏やかで、けれど読み終えてからもずっと身体のどこかに残り続ける。読後の人生の風景に混じりゆく本と出会えた。
  • 2026年5月10日
    春のこわいもの
    春のこわいもの
    初めてしっかり読んだ川上未映子作品。 この方、すごい。 言葉が鋭い、というより、自分のなかにあった輪郭のない感覚を、急に目の前に差し出される感じ。言葉にされた瞬間、少しこわくなる。
  • 2026年5月3日
    朝、空が見えます
    植物園のベンチで読了。読みながら、何度も空を見上げていた。 ・「きれいに忘れる」のきれいの使い方っていいかも、と思えるきれいな空です。 ・名前覚えるの苦手なんだよ、って言いそうな曇り空です。 ・いずれ消えていくつもりの者たちが一時ほほえんでいるような雲が、なんだか落ち着きます。
    朝、空が見えます
  • 2026年5月2日
    燻る骨の香り
    「あいつはまだ自分でもわかっていない感情があるんだよ。だから、反射的に避ける。でもそういうのは、向き合う以外に知る方法はないのにな」 読み終えてカフェを出た瞬間、花の香りがふわっと流れ込んできた。普段なら見逃してしまうはずのその香りに、まだ物語の中にいる自分を知る。
  • 2026年5月1日
    赤い月の香り
    すっと惹き込まれて、気づけば読み終わっていた。前作のときも、しばらく余韻に浸っていた記憶がある。物語を閉じても完全には戻ってこられない感じ。私もここの一部になれたらいいのに。
  • 2026年4月29日
    「100年後」の7年後
    「100年後」の7年後
    ◇君の目に映る世界の一部としてふさわしく在る微笑みながら ◇お互いに置いていかれる気がしてる僕たちこんなにふたりきりなのに ◇けずられた心に水が溜まりゆく不在は歌に喪失は詩に すきな歌集の、7年後。 人とのつながりに悩んでいるときに、見つけた。 大きな本屋で、ちゃんと出会えた。 それだけで、少し救われた気がする。
  • 2026年4月25日
    ほんとうのことを書く練習
    "愛されるための文章ではなく、愛された先の文章を書きたい。自意識をまとっていない文章には、確固とした自我が宿っている。私はその自我に触れたい。” "読書によって現実ではない世界へ行くのではなく、現実にいながら読むことで自分の周りに心地よい空間ができあがっていく感じ。こころが整い、落ち着く。背筋が伸び、呼吸が深まる。” "でも、それらを言葉にする習慣があれば、あなたはもっとその光のような感情に敏感になるだろう。あるのが当たり前のように感じていた光の尊さを感じ、それを補えることができたら、一日の輝きの含有量が変わってくる。” "「書く」ということは、自分の中で「聞く」と「話す」が行われたということでもある。ずっと自分の中に溜まっていた不満を、苦悩を、嘆きを、自分にようやく認めてもらえた。喜びを、感動を、感謝を、自分にようやく掬い上げてもらえた。” 読んでいて、ぼんやりと自分の中にあったものたちに言葉が当てはめられていく感覚だった。書くこと、読むことの理由が特にそう。 今後迷ったときに、この本をまた手に取って戻ってきたい。
  • 2026年4月19日
    お守り短歌アンソロジー わかれる
    たなびく、はこの世のためにある言葉雲を記憶の裾だとおもう (大森静佳) 字が抱いてページが抱いて一冊が抱いているからいいよ忘れて (木下龍也) 裾って身体の一部じゃないのに、触れられている、って感じがするんですよね。だから私はよく服の裾をつかんでいる。記憶もおんなじだと思ってる。
  • 2026年4月5日
    鴉は硝子のフリルで踊る
    鴉は硝子のフリルで踊る
    こうやって短歌はたのしめばいいのね、と。 意味がわからなくてもいい。ただ、一瞬「触れた」感じがあれば、それでいいのか、と今更ながら気づく。 オルゴールはよわい雨ですとぢるときちひさな角をねぢふせるのです (木下こう)
  • 2026年4月4日
    夜なのに夜みたい
    「過去を書く時、それが遠ければ遠いほど、一瞬の記憶の断片に頼ることになる。けれどその一瞬は、永遠に近い時間を生きたものだったのかもしれない。」 一瞬の濃さを意識して最近日記を書いている。近いのかもしれない。
  • 2026年3月27日
    体内飛行
    体内飛行
    2月頭に素敵な喫茶店で購入した歌集。 自分が何にすがって生きているのか、自分は何に慣れてしまうことを怖がっているのか、そんなことを考えながら読んでいた。
    体内飛行
  • 2026年3月20日
    泳ぐのに、安全でも適切でもありません
    タイトルに惹かれて手に取ったら江國香織さんだった。久しぶりの江國さん。やわらかい危うさを含んだ、大人の恋愛。私はやっぱり、生まれ変わったら江國作品の女性と付き合いたい。
  • 2026年3月20日
    翅ある人の音楽
    ◇耳鳴りににじめる声のとほくあれば黙秘のごとくゆふだちに入る ◇知らぬ間に人を殺したことのある顔だな、言葉を持つたばかりに ◇哀しみは少し遅れてやつてくる旋律はやがてヴィオラに降りて
  • 2026年3月20日
    すべての、白いものたちの
    すべての、白いものたちの
    私は白が嫌いだった。 透かしても見えるものはなくて、不安だった。 「余白」ではなく、「逃げ場のなさ」を知らしめてくる色だった。 『すべての、白いものたち』は、ただ白いものを並べているだけではない。白に紐づく記憶や覚悟が、静かに差し出されている。 白は、何もない色ではなく、私が見ないようにしてきたものを静かに浮かび上がらせる色だった。
  • 2026年3月15日
    包帯クラブ
    包帯クラブ
    『傷を愛せるか』で触れられていて、ずっと気になっていた本。 「心の中の風景と、外の景色は、つながっている…そう直感的に思ったときと同じで、わたしは、包帯を巻いて心が軽くなるのは、傷が治ったわけじゃなく、〈わたしは、ここで傷を受けてきたんだ〉って、自覚できたことと、自分以外の人からも、〈それは傷だよ〉って、認めてもらえたことで、ほっとするんじゃないかと思った」
  • 2026年3月11日
    ラストイヤー
    ラストイヤー
    本を読めない時、言葉がすり抜けていく時は歌集をぱらぱらめくっていくと復活する、という私の取り扱い説明書がありまして。今回も無事に適用されました。復活。 「忘れられない人にとっての忘れられない人がまぶしいわたしじゃない人」 「ドン底のドンより深いとこに行ききみと一緒に絶望したい」
  • 2026年2月22日
    あやとり
    あやとり
    装丁がうつくしすぎる。 「開演はふしぎな渚、際に立つ刹那すべての波音は消え」
  • 2026年2月22日
    太陽帆船
    太陽帆船
    ◇言語化ができない好きを許したい 君だけずっと無敵でいいよ ◇一度でも大切だった出来事は心を包む柔らかな皮膚 ◇行動で示したかった字であれば止め撥ね払いの蝋燭に灯を、 ◇叶うことなかった夢の文末に君には誰かを信じてほしい ◇好きな人が幸福である嬉しさよ全ての四季の花が香って ◇大切な言葉で空気を揺らしたい最後に渡す魂の部位 歌集をよむようになったきっかけの本。 大切すぎて、同じくらい大切な友だちに託したけど、やっぱり手元に欲しくて大きな本屋さんで買ってきた。 この歌集はあとがきもとてもすき。作品の説明というより、作者には色や世界がどうみえているのか教えてくれるから。 これからも読み続けていきたい。大切に。
    太陽帆船
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