
朧月
@kinmokusei73
2025年7月19日

BUTTER(新潮文庫)
柚木麻子
読み終わった
長かった…前半、なかなか面白くわくわくしながら読んだ。ついつい実在の事件や木嶋佳苗死刑囚の情報と照らし合わせながら読んでしまったら、やはり木嶋佳苗という人物の強烈さを、フィクションが越えられていない気がしてきて、後半、怜子残念が安田さん宅に住み着くあたりから入っていけなくなってしまった。小説家としては、実際あった事件をそのままなぞるのでは書く意味がないと奮闘したのだと思うが、いらないエピソードを入れすぎたような気がする。
