BUTTER(新潮文庫)

71件の記録
- おはる@kororo262025年10月3日読み終わった先が気になって日常生活をややおろそかにしながら読んだ。 読んだきっかけは出版区で紹介されてたことだったかな。 「ミソジニー」と「イギリスで翻訳版が大人気」ワードで気になった。 バター醤油ご飯はカロリーが気になって試してみようって思わない。カジマナに怒られるんだろうな 秋山さんの、雌牛のヒエラルキーの話、なるほどなあって思った。 話に出てくる女の人全てに、共感する部分が少しずつあった。 優しく救いがある終わり方でホッとした。
- おかゆ@okayu40302025年9月23日読み終わった@ 電車登場人物の多面性と、多面性故に世間的によろしくないのではと言われがちな側面を、けして否定も断罪もしてるわけではない(と個人的に思う)語り口がめちゃくちゃ上手いなと思った。
- 春見@m_books_l2025年9月23日かつて読んだ少し前に読んだが、記録がなかなかつけられずにいた。最近、人間同士の境界線について考えることがある。 魅力的な人に惹かれる度に曖昧になる境界線は、私のことを守ってくれていたのに、いつの間にかいなくなっている。 里佳が梶井にのめり込む姿が自分に重なる。 詳しい感想は、本文を編集してから再掲する予定……;;
- ハリジロウ@quetopan2025年9月16日読み終わったお腹空く本 ストーリー展開もグイグイくる 読了 女性目線ですので 男子の扱いに身につまされるものもあり 父性の影響、擬似家族 再生のストーリーと 楽しく読まさせて いただきました
- 朧月@kinmokusei732025年7月19日読み終わった長かった…前半、なかなか面白くわくわくしながら読んだ。ついつい実在の事件や木嶋佳苗死刑囚の情報と照らし合わせながら読んでしまったら、やはり木嶋佳苗という人物の強烈さを、フィクションが越えられていない気がしてきて、後半、怜子残念が安田さん宅に住み着くあたりから入っていけなくなってしまった。小説家としては、実際あった事件をそのままなぞるのでは書く意味がないと奮闘したのだと思うが、いらないエピソードを入れすぎたような気がする。
- ユカ@yuka_her2025年7月6日ずっと何かを言っている めちゃくちゃ面白い どこもよく描かれていると思うけど、特に好きなのはカジマナが料理教室に通っていたくだり なぜ最後ああなってしまったのかが上手く書かれすぎている、すごく腑に落ちる ポッドキャストのらじおの感想を聞くとより楽しめた
- hifumii@higufumi2025年7月6日読み終わったイギリスで40万部も売れてるっていうので読んでみた。中盤から目が離せなくなって、女性について、ルッキズム、シスターフッド、言葉で言い表せない複雑で曖昧な関係や感情が丁寧に描かれていて、これは全女子刺さるわ!と納得の面白さだった。
- レイカ@yukari1251900年1月1日読み終わった◾️食べるもので、分かること 食事の好みが合わない人と付き合うのは、しんどい。 友達から、お付き合いしている相手が好きな料理を作るものの、自分自身は正直あまり好きな料理ではないので、ちょっとしんどいという話を聞いたことがある。 こってりした味が好きな彼氏。あっさり、さっぱりとした味が好きな彼女。一緒に食事をするのが日常的になった場合、どちらかが味の好みを相手に譲る必要が出てくる。「食べたいもの」を食べられなくなると、たしかに「しんどい」かもしれない。 いつ、誰と、どこで、何を食べるか。 どんな材料を使って、どのように調理するのか。 食べることは、これらの選択のうえで成り立っている。 選択は、それまでの経験の積み重ねで行われると考えると、子どもの頃に、どのような食事をしていたかが影響するだろう。 食べるものを見ると、その人のお育ちが分かるというようなこともありそうだ。 小説「BUTTER・バター」(柚木麻子・著)は、週刊誌の女性記者が、男性の財産を奪って殺害した容疑で逮捕された女性を取材していく中で、自分自身に向き合っていく物語だ。 容疑者の女性は、若いわけでも、美人でもない。しかし、複数の男性と次々と付き合い、死別して遺産を手に入れている。男性たちは彼女のどこに惹かれたのか。女性記者は、拘置所で容疑者に面会して、彼女の人物像を捉えようとする。容疑者は、食事に強いこだわりを持っていた。有名な料理サロンに通い、料理のレシピや味についてブログにつづっていた。特にバター好きで、1つ2千円もするバターを買い込んでいたことなどがすでに報道されていた。 女性記者は、容疑者の食に対する執着や味の好みに注目する。 彼女のブログを読み、彼女が好む味を、試してみる。 容疑者と食を話題に対話していくなかで、女性記者は自分自身の過去や、心の底にある欲求に向き合うことになる。 いつ、どこで、誰と、何を、食べたいか。 食に関するこうした問いは、「どのように生きたいか」という問いにつながってくる。 食べることは、生きること。 このことを改めて実感させられる1冊だった。 #本 #読書
- レイカ@yukari1251900年1月1日読み終わった◾️食べるもので、分かること 食事の好みが合わない人と付き合うのは、しんどい。 友達から、お付き合いしている相手が好きな料理を作るものの、自分自身は正直あまり好きな料理ではないので、ちょっとしんどいという話を聞いたことがある。 こってりした味が好きな彼氏。あっさり、さっぱりとした味が好きな彼女。一緒に食事をするのが日常的になった場合、どちらかが味の好みを相手に譲る必要が出てくる。「食べたいもの」を食べられなくなると、たしかに「しんどい」かもしれない。 いつ、誰と、どこで、何を食べるか。 どんな材料を使って、どのように調理するのか。 食べることは、これらの選択のうえで成り立っている。 選択は、それまでの経験の積み重ねで行われると考えると、子どもの頃に、どのような食事をしていたかが影響するだろう。 食べるものを見ると、その人のお育ちが分かるというようなこともありそうだ。 小説「BUTTER・バター」(柚木麻子・著)は、週刊誌の女性記者が、男性の財産を奪って殺害した容疑で逮捕された女性を取材していく中で、自分自身に向き合っていく物語だ。 容疑者の女性は、若いわけでも、美人でもない。しかし、複数の男性と次々と付き合い、死別して遺産を手に入れている。男性たちは彼女のどこに惹かれたのか。女性記者は、拘置所で容疑者に面会して、彼女の人物像を捉えようとする。容疑者は、食事に強いこだわりを持っていた。有名な料理サロンに通い、料理のレシピや味についてブログにつづっていた。特にバター好きで、1つ2千円もするバターを買い込んでいたことなどがすでに報道されていた。 女性記者は、容疑者の食に対する執着や味の好みに注目する。 彼女のブログを読み、彼女が好む味を、試してみる。 容疑者と食を話題に対話していくなかで、女性記者は自分自身の過去や、心の底にある欲求に向き合うことになる。 いつ、どこで、誰と、何を、食べたいか。 食に関するこうした問いは、「どのように生きたいか」という問いにつながってくる。 食べることは、生きること。 このことを改めて実感させられる1冊だった #本 #読書