
kanaco
@ka_na_co_____
2025年2月1日

夢・出逢い・魔性
森博嗣
読み終わった
「いずれにしても、人ほど、自分の皮膚を不安に感じる動物はいない。人は服を着る。そのうえ部屋に籠る。家や城を築く。塀や城壁で取り囲む。さらには、村を作り、国を作る。そうして、社会というシールドを構築し、常に、その綻びに目を光らせ、直し続けるのだ。それが人間という動物だろう。幾重にも及ぶかぶりものを一生脱がないまま、生きていこうとする」
Vシリーズ4冊目、読了です。
個性的で哲学的な登場人物たちに、普段ミステリー小説を読まない私が引き込まれている森作品。
今回もまた新たな登場人物が増えて、個性が増してる…!
相変わらず、謎解きはできないまま、紅子さんの解説を刑事さんと一緒に聞いた気分。
