
読書記録
@records
2025年7月22日

鯨の岬
河崎秋子
読み始めた
読んでる
読み終わった
表題作のみ読了。
鯨の死骸が爆発する動画を見たことがきっかけとなって、捕鯨を産業とする土地で暮らしていた子供時代のことを思い出した主人公が、忘れていた記憶を取り戻していく話。
孫がいる老齢の主婦の生活の疲れや苦しさ的なエピソードにはあまり入り込めなかったのだけど、鯨に関する描写や、主人公が列車に乗っている時に不意に窓から見えた農作業者を羨ましいと感じて「なんで自分はあっちじゃないんだろう」と思いを馳せたりする場面が印象的だった。

