-ゞ-
@bunkobonsuki
2025年7月22日

ユニクロ潜入一年
横田増生
SPAでアパレル産業を一変させたとされるユニクロ。
その裏側には、過酷な労働環境で悲鳴を上げる人々がいた。
著者がユニクロの店舗に潜入・勤務し、内部から問題を暴く。
労働における業務効率化は、大抵「一人に負荷を集約させる」の言い換えである。ユニクロの労働環境は、その最たる例といえよう。
ここからはネタバレになってしまうが、終わり方が良い。
潜入・勤務を続けて著者が抱いた思いは、「社長も潜入してはどうか」というもの。社長と敵対していた著者が、最後に見せた提案は、単なる批判を超えて胸にくる言葉となる。

