パラ太郎 "神と黒蟹県 (文春e-boo..." 2025年7月23日

パラ太郎
パラ太郎
@udon_01414
2025年7月23日
神と黒蟹県 (文春e-book)
パラ太郎
パラ太郎
@udon_01414
DPZで紹介されていた本。 若い作者さんなのかと思ったら60代くらいの方で驚いた。年齢を感じさせないな、、と思ったけど、もしかして日常の描写って年齢を感じさせづらいのかも。恋愛観とか世代差がある気がする。あとよく考えたら年齢以外もあんまり感じ取れなかったかも。ニュートラルだ。 神が出てくる話と出てこない話が交互になっているのが、過剰にキャラクターが立っている本って読みたくないな〜という気分と、とはいえ馴染みのあるキャラクターがいてくれると嬉しいよね、という気持ちのちょうど真ん中で良い塩梅だった。 神も含めてどの人も日常を淡々と生きていて、その中で悩んでいたり出会いがあったりするのですが、それがとても些細かつリアルで、実在の人の話を聞いているような気分になった。エッセイが好きだから嬉しい。 描写のリアルさと、そうと思えば黒蟹県という舞台自体がフィクションの産物なことが噛み合っていなくて、妙に居心地悪い感じが面白いのかもしれない。すごく共感するし現実にいて欲しいのに、舞台からしてどこかわからないので接続しようがないみたいな… しれっと実在と架空の言葉が入り混じるので、これは架空?これは…実在??と警戒しながら読んでたし
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved