紅井 殻
@akai_kara
2025年7月26日

新装版 ゲッベルスとナチ宣伝戦
広田厚司
読み終わった
大不況に翻弄されたインテリがヒトラーに扇動されて、自らが煽動家になるわけだが、そんな彼も降伏寸前にヒトラーがただの人であることを嫌でも自覚せざるを得なくなったのは興味深かった。
ビジネス面だと(手法はさておき)営業戦略の面で役に立つと思うし、政治に関しても詳細は避けるが、感情を揺さぶられず一歩引いて俯瞰する手助けになるかと思う。
最後のページでゲッベルスと妻の焼死体が撮られた、少しショッキングな写真が載せられているが、10年ぐらい数千万人を扇動し続けた超人の最後がコレかと考えさせられた。