
あおい
@booklover_aoi
2025年7月26日

めぐり逢いサンドイッチ
谷瑞恵
読み終わった
Kindle Unlimited
@ 自宅
2025.7.26読了。
サンドイッチのお店と、その周りの人たちのお話。
サンドイッチは子どもの頃から好きで、お弁当でサンドイッチを持ってきている子がクラスにいて、「おしゃれ!」と思った記憶があります笑
我が家のお弁当はご飯&茶色いおかずメインでしたが、パンよりご飯の方が腹持ちがいいからという母の考えがあったので、ご飯と茶色メインのご飯に合うおかずでも嫌だと思ったりはしてませんでした。
そして自分でお弁当作るようになると、やっぱりご飯がいいんですよねー。
パンだとすぐお腹空いちゃう笑
なので、「ランチはサンドイッチ」という人に憧れがあるまま大人になりました。
小野寺さんが食べてるコロッケサンド、衣が少し厚めで、揚げたてのコロッケをパンで挟んで食べたらお腹のもちもよさそうだし(ここ大事)、衣がサクサクでおいしそう、と思って読んでました。
パン屋さんの川端さんが、こだわりが強くて人を上手く頼れないのが少し自分に似ててわかるなと思ったり。
理由があってその方法なのに、理由を理解してもらえなくて適当に対応されたり、勝手に違う方法で対応されると、「やっぱり自分でやろう」ってなっちゃう。
面倒な性質だと自分でもわかってるから、最初から自分でやれる範囲でやってて、そのうちできることが増えた結果キャパオーバーしそうになるところも同じ…笑
途中から私への戒めのためのお話かな?と思いつつ読んでました。
はんぶんこの話は、理由がわかれば話の前半で感じていたものと180度見え方が変わりました。
親だって子どもが生まれた時から親という役割も増えただけで、一人一人みんな違うし、なんでも子どもが思う通りに対応してくれるわけじゃない。
子どもだからこそ、周り友達の親の話などから、「親だったら普通こうしてくれるのに」と狭い範囲の統計からそう思っちゃったりするんですよね。
そもそもしてくれるだろう、という考えがある種の子ども特有の傲慢さでもあるんだと思いますが。
親だって自分と違う人間だから、言葉で伝えないと伝わらないってことを、何かと失念しがち。
そして、子どもと一緒に、同じ目線で友達のようにいられる親も素敵だよなと思いました。
笹子のことなど、ちょっと消化不良なところもあったので、次作でわかったりするのかな?と思っています。



