白樺 "キラキラ!(1)" 1900年1月1日

白樺
白樺
@shilacaba
1900年1月1日
キラキラ!(1)
安達哲がこの『キラキラ!』を描いてから『さくらの唄』 、『バカ姉弟』、『お天気お姉さん』が生まれたんじゃないかと思うほど後続作品に出るキャラクターデザインが描かれている。 本筋とは関係無いけれど、パロディネタが多くて読み返して良かったなあと思った ねじ式とか漫画、音楽ネタ多め 物語の展開が突発的なのに風呂敷を畳んで続かせるから読み進められちゃうところが漫画力あるな〜と思う 何より絵美と美里編から読ませるの凄すぎる!商業作品でヒロインが本筋に介入していない(わけではない)のに、ぽっと出のキャラクターに感情移入させるの巧すぎてビビる 最終話は個人的に秀逸、この終わり方はずっちい 個人的に青春リアリズムの大傑作 時代のエネルギーを強く感じる SNSというノイズがない人間讃歌 どの作品にも言えるが、安達哲はマゾヒズムを性癖としてではなく人間関係の記号として描写している 救済に近い 人の心理的な描写がしっかりしているので、時代に問わず学ばされるものがあり、多感な時期に出逢いたかったと後悔させられます。何度でも読み返したい
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