
風狂
@fuhkyo
2025年7月31日

最後から二番目の真実 (1984年)
フィリップ・K.ディック,
山崎義大
読み終わった
東西の核戦争は、やがて双方の陣営が「大本営発表会」をすることで、戦争が続いているかのように見せかける、という体制に落ち着いていた。
西側の最高指導者タルボット・ヤンシーも実在せず、ヴァックという生成AIのようなもので生み出されたフェイク…であったはずが…、という、いかにもディック的な筋書き。
後半、ヤケクソな設定が出てくるものの、嘘で塗り固められた世界の描写がとにかく面白い。

