
annan
@tsundokunoyama
メモ: “C線維はまた、痛みの慢性化にもかかわっていることが知られています。 C線維からの痛み信号は、脊髄を経由して脳に伝達されます。これが繰り返されると、興奮性神経伝達物質(グルタミン酸やサブスタンスP)により痛み信号が増幅され、やがて、たいした痛みでなくても中枢神経が過敏に痛みを感じてしまう状態(中枢感作といいます)が生じます。この過敏状態が長期間続くことで、慢性疼痛が起きてしまうと考えられているのです(16)。 さらに、C線維由来の痛み信号は大脳辺縁系にも強い影響を及ぼします。 大脳辺縁系は痛みの感情的側面、つまり「不快」「恐怖」「不安」といった情動を司る脳の領域です(17)。大脳辺縁系の一部である扁桃体は、痛みと恐怖の記憶形成にかかわっています。痛みと情動が結びつくことで痛みの悪循環が強化されます(18)。 一方、慢性疼痛が続くとドーパミン系の機能が低下し、脳内報酬系の働きが阻害され、患者は不快感と疲労感にさいなまれます。 このように、体のSOS信号をきちんと伝えようとする仕組みそのものが、辛い慢性疼痛を引き起こすメカニズムの一端を担っているのはなんとも皮肉なことです。こうした仕組みを踏まえた対策については第5章で詳しく取り上げたいと思います。”

annan
@tsundokunoyama
読了。いまいち。
特にこれ
“痛みのオペラント条件づけとは、「痛み刺激」が体に加えられた患者さんに、反応として「疼痛行動」が出現した際、それへの報酬が与えられると余計に「疼痛行動」が強化されてしまう、というものです。
繰り返しになりますが「疼痛行動」は「痛み」とイコールではありません。痛いと訴えるとその〝報酬〟として周囲の人が優しくなったり、金銭的な補償が出たりといったことがあると、痛みの悪循環から抜け出せなくなる場合があるのです。”
長年誰にも言わずに何の〝報酬〟

annan
@tsundokunoyama
もなかったワイには当てはまらない。物足りないし、なんか「甘えるな」とか叱られてるような気になってしまった。
図版も「これ図にする必要あるの?」「逆にこの段に図がないの?」と物足りなかった。
でもまあ医学的説明はわかった。怪しくない。