
きん
@paraboots
2025年8月3日

手紙を書くよ
中田幸乃,
佐藤友理,
佐藤裕美,
橋本亮二,
赤阪泰志,
鎌田裕樹
読み終わった
出版社営業の橋本亮二さんと本を通して知り合った人たちとの往復書簡。
単純だが、手紙っていいなと思った。
会った時のこと、思ったこと感じたことを、思い出して言葉にしてみる。そうすることで、ふわふわしていたその時感じていたことが、なんとなく輪郭を得てゆく。その人を思い手紙を書いてゆく、そして合わない時間もその時のことを思い起こして書いてみる、本書を読むとそういう営み自体をいいなと思わされる。そして、2022年、コロナ禍真っ只中に書かれていることを見て、その時の記憶が呼び戻されたのも印象的だった。
言葉を丁寧に扱う人たちの手紙なので、当然綺麗で、読んでいて美しい文章だが、そこには真剣に生きてきた人たちの、誠実な想いや考えが記されているように感じた。
橋本さんとは同世代だからかわからないが、至極納得するところがあった。手紙を書くことは書く相手への感謝であり祈りのようなものだ、と書かれている部があり、橋本さんの相手を思いやる気持ちのようなものにも感じ入るものがあった。
そして最後に。
この本を読んでさまざまな人の言葉に救われたが、佐藤友理さんの言葉をここに。
小さくでも育んできた緩やかなつながりも〜点と点をつなぐことはできる




