
Sanae
@sanaemizushima
2025年8月7日

ルポ フィリピンの民主主義
柴田直治
読み終わった
フィリピンは22年から独裁者マルコスの息子が大統領となっている。
かつては“ピープルパワー”により独裁者家族は追放されたはず。なぜそのような人物の息子が政権を取ることができたんだろうか?そう思い、この本を手に取った。
独裁者がハワイに追放されたのは40年は経っていないがそれくらい前、マルコスが追放されてからも汚職や賄賂にまみれた政権が続き、当時の酷さは風化し、SNSを巧みに使った戦略により選挙で勝利したとのこと。
2000年に入り、世界的に進む民主主義の後退についての指摘は日本にも言えることができる。
「扇動的な公約、強力な個性、情報技術の進展が合わさったことでこうした権力者が生まれ、結果として民主主義の後退が進んだ」
全く人ごとではないな、と思う。



