つんどく "文藝 2025年 8月号" 2025年8月8日

文藝 2025年 8月号
『忘却』 村田沙耶香 幾つかの言葉を失った主人公が、自殺幇助のバイトをすることになったのだけど、、、。さすがに、これはむごい作品だなと感じました。容赦ない表現に戸惑いつつ、この作品で描かれている社会について、考えさせられてしまう。だから、闇バイトを初めとする現実の暴力は、もっと酷いはずだと思いながら、最後まで読んだのですが、救いがないまま、放り出されてしまいました。これが、もし、長編のミステリ小説だったら、毒々しさも少しは緩和されるような気はします。
文藝 2025年 8月号
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