文藝 2025年 8月号

22件の記録
- ゆい奈@tu1_book2025年8月12日読み始めた小林エリカさん、永井玲衣さん、奈倉有里さんの対談がべらぼうによかった。"戦争"という言葉と、今の私の日常はすぐに結びつくような身近なものではない、知らなければと本を読むほどに遠のいている気がする、だってわたしの日常はあまりにも平凡だ、とおもっていたのだけど、それはちがうのだ、あらゆることが戦争と隣り合わせなのだということを思い知る。悪しき見本として語られるロシアのウクライナ侵攻前の政治、圧力があまりにもリアルでわかりやすく、政治について、生活について、思考をめぐらせることの重要性をこれでもかというほど感じた。この対談を読めただけでも文藝を買ったかいがある。 村田沙耶香さんの『忘却』も読んだ。なんだ、この恐ろしい短編は。救いはない。
- つんどく@tundokuhan2025年8月8日読み終わった村田沙耶香文藝『忘却』 村田沙耶香 幾つかの言葉を失った主人公が、自殺幇助のバイトをすることになったのだけど、、、。さすがに、これはむごい作品だなと感じました。容赦ない表現に戸惑いつつ、この作品で描かれている社会について、考えさせられてしまう。だから、闇バイトを初めとする現実の暴力は、もっと酷いはずだと思いながら、最後まで読んだのですが、救いがないまま、放り出されてしまいました。これが、もし、長編のミステリ小説だったら、毒々しさも少しは緩和されるような気はします。
- つんどく@tundokuhan2025年8月6日読み始めた特集 戦争、物語る傷跡 鼎談 小林エリカ×永井玲衣×奈倉有里 「語りたい、でも忘れたい」 終わらない記憶と対話 P93 社会の構造に目を向けたらほとんどすべてのことが戦争と関係している(奈倉) P96 私は、私が生きるいまここと「戦争」が地続きである、ということをどれだけ想像できるのか(小林) 召集令状を受け取り、戦場へ行かされるだけが戦争ではなくて、本土に残された人たちも、酷い目に遭っている。平和な社会を実現したいなら、「戦争反対」を叫ぶだけでなく、日常の中に潜む戦争的なものに用心しなくてはいけないのだ、と学びました。
- Ушука@pona_peso2025年7月15日ちょっと開いた大田ステファニー歓人さんの「八十年ぶんのかさぶた」よかった 歴史ってなんで勉強するの?って言う人おるけど俺らは過去の歴史から未来への姿勢を学ぶのであって絶対に試験のための知識では済ませられないんよな、、 てか日本も他の国もこうやって自身の加害性を隠してるから国民に信頼されないのでは?と思った でも私らもそうだった