
久保みのり|書店よむにわ
@kubomisan
2025年8月9日

となりの谷川俊太郎
谷川俊太郎
ちょっと開いた
窓の外の若葉について考えていいですか
そのむこうの青空について考えても?
永遠と虚無について考えていいですか
あなたが死にかけているときに
あなたが死にかけているときにあなたについて考えないでいいですか
あなたから遠く遠くはなれて生きている恋人のことを考えても
それがあなたを考えることにつながるとそう信じてもいいですか
それほど強くなっていいですか
あなたのおかげで (p.102「これが私の優しさです」)
ちょっと休憩というときに、俊太郎さんの詩をよむ贅沢。優しさには、いろんなかたちがある。あってよい。自立は優しさでもある。私は、親の体調が悪くなったらこの詩をよみたい。きっと気が気じゃないから、余計に。




