
朧月
@kinmokusei73
2025年8月11日

生きる力が湧いてくる
野口理恵
読み終わった
@ ファミレス
文芸誌「USO」編集長、野口理恵さんのエッセイ。十五歳で母親を自死で亡くし、その後父親を病気で、さらに兄も自死でなくした野口さんは、結婚出産を経て、離婚、子どもの親権は元夫がもち、編集者としてひとり出版社でバリバリ働いている。
雑に要約してしまうとめちゃくちゃ壮絶だが、野口理恵さんの自己肯定感の高さと、仕事への熱意?が、この一冊を全く重苦しくしていない。時に辛辣すぎる見解もありつつ、承認欲求を満足させるためのさらけ出しとは思えなかった。「Nの葬式」にもあるように、自己を俯瞰で見られる人なんだと思う。








