
小池陽慈
@koike_yoji
2025年8月12日

春駒~吉原花魁残酷日記~(1)
望月帝,
森光子
読み終わった
学び!
全3巻を一気読みした……というか、途中で閉じることができなかった。大正期の吉原を舞台に、一人の花魁が「春駒」から「森光子」へと生まれ直す物語……いや、「物語」ではなく、実際の「日記」に基づくアダプテーションである。恥ずかしながら、私は、森光子という書き手がいたことも、柳原白蓮という歌人の名も知らなかった。知ることができてよかった。「書く」ということの意味、「読む」ということの意味、そして「文学」というものの意味について、あらためて考えることができた。かつ、アダプテーションという創造行為の可能性についても。このマンガとの出合いは、私にとって大きなものがある。
