

小池陽慈
@koike_yoji
執筆業・予備校講師・放送大学大学院博士後期課程1年。アイヌ語の学び直しを始めました。著書に『14歳からの文章術』『"深読み"の技法』(笠間書院)、『評論文読書案内』(晶文社)、『現代評論キーワード講義』『マンガ森の彷徨いかた』(三省堂)、『ぼっち現代文』(河出書房新社)、編著『つながる読書』(筑摩書房)、他、多数。
- 2025年7月11日ユニヴァースのこども中井敦子,森岡素直noteに感想をアップしました。 かなり本気で書きました。 お読みいただければ幸いですm(_ _)m https://note.com/gendaibun/n/n614a49644c33
- 2025年7月8日
- 2025年7月7日エプロンのうた: 香山末子詩集香山末子まだ読んでる
- 2025年7月7日ミライの源氏物語山崎ナオコーラ読み始めた私がnoteに書いた、「傑作と差別の表現」という記事を読んでくださった方から、ぜひ、この一冊をと勧めていただいた本。 その「傑作と差別の表現」という記事では、かつての作品に「差別の表現」があるとき、私たちは、その作品とどう向き合えばいいのかということを考え……そして、何も結論を出せなかった。 『ミライの源氏物語』は、こうしたテーマについて、果たしてどう語り、悩むのか。 ひとまず、「末摘花」の解釈を読む。 ルッキズムをコードとする、受容論だ。 なるほど、と思う。 けれども、「んん…」と思うところもある。 きっと、筆者自身もそうなのではないかと感じる。 そんな語り方である。 だからこそ、「あ…この本は信頼できる」と思った。 兎にも角にも、読み進めていこう。
- 2025年7月7日
- 2025年7月6日ユニヴァースのこども中井敦子,森岡素直読み終わった読了。いや、もう、仕事で切羽詰まっているのにページをめくる手が止まらなかった。こんな凄い本、言葉に出会えるからこそ、読書はやめられない。近いうちに、感想をnoteにまとめます。
- 2025年7月6日ユニヴァースのこども中井敦子,森岡素直読んでる読み始めた半分まで読んだ。 途中だが、ここまでの読後感は……ハンパなく、良い。 どう良いかは、後日、noteか何かで文章にする。 ひとまず私は、自分が書き込みをしたこの一冊を、我が子の本棚にそっと置いておこうと思う。 無論、読み終えてから。
- 2025年6月23日公衆衛生の倫理学玉手慎太郎読み始めた大学入試の問題を調査しているうちに知った一冊を読み始めた。一般の読者も読めるように、概念の説明も丁寧だし、論もじっくり展開してくれる。とても誠実な書き方。〈公衆衛生という領域において、どのようなことが倫理的な課題となるのか〉ということを、門外漢の私にも具体的に理解させてくれる。まだ最初のほうだが、間違いなく良書。
- 2025年6月17日エプロンのうた: 香山末子詩集香山末子読み終わった再再読書き込んだり折ったり付箋を貼ったり、汚しまくってしまったので、保存用にもう一冊購入した。香山末子は在日朝鮮人一世の女性で、ハンセン病の後遺症により二つの目と手指を失ってしまってから、詩作と出会った。学校に通ったこともなく、非識字者で、創作を始めた頃は、詩という概念すら知らなかったのだ。そんな彼女が紡ぐ、奇跡のような傑作がある。「コスモス」という詩である。私はどうしても、この詩をたくさんの人たちに知ってほしい。そのために、自分にやれることをする。それが、私の残りの人生における、大きな目標の一つだ。
- 2025年4月30日ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化中川裕,野田サトル読み終わった昨日に読了。 中川裕先生によるアイヌ文化の懇切丁寧な解説は、たくさんの人々と共有したい。 例えば、最も人口に膾炙したアイヌ語の一つは「カムイ」だろう(ちなみに、「ム」にアクセントを置き、「ムイ」は一音節扱いなので一気に発声する)。では、この語に対応する日本語の単語は何か? 答えは、"存在しない"。普通は「神」と訳されることが多い(例.カムイユカラ→神謡)が、「カムイ」は、日本語の「神」から想起される一神教の神とも八百万の神とも、その意味が重なり合わない。こうした非対応は、まさに、言語相対論の豊かさを実感させてくれるものだ。 また、熊野谷葉子「ソフィアの三つ編み」というコラムがすこぶる面白くて感動した。表象文化論の入門として、これほどにわかりやすく、かつ、楽しく、そして、未来へとつながる文章は、なかなかにないと思う。恥ずかしながら書き手の方のことをこれまで存じ上げなかったのだが、今後は注目していこうと思う。
- 2025年4月1日
- 2025年3月28日
- 2025年3月20日
- 2025年3月19日獣王と薬草(3)ももちち,坂野旭,艮田竜和読み終わった人は、悔いても悔いきれない自分の過去と、抑えても抑えきれない憎悪と、どうすれば向き合えるのか。向き合えるとするなら、そこには何が、どのようなことが必要なのか──『獣王と薬草』、これまでのところ、期待を遥かに上回る内容となっている。いったいこの物語がどのように閉じられるのか。テーマがテーマだけに、とてもハラハラするけれど、でも、最後までしっかりと追いかけていきたい。
- 2025年3月18日
- 2025年3月18日
- 2025年3月15日
- 2025年3月12日
- 2025年3月11日獣王と薬草(2)ももちち,坂野旭,艮田竜和読み終わったモスゴラ、ファンタジー系のキャラクターでいちばん好きかもしれない……。そして、2巻めまで読んでも、やはり1巻同様かそれ以上に良い作品だと思った。正義や悪の相対性、憎悪からの自由……深いメッセージ性に富む。引き続き、追いかけていこうと思う。
- 2025年3月10日
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