
らこりさ
@rakorisa
2025年8月15日

水木しげるの戦場
水木しげる
読み終わった
書店の戦争の本コーナーで見つけた本。終戦の日に読めて良かった。
水木しげる先生のニューブリテン島での戦争体験をもとに書かれた短編集で、ご本人が登場する作品も。当時の軍国主義に染まれず変わり者扱いされていた先生。あの時代に周りに流されなかったことがまずすごい。片腕を失い、マラリアに苦しめられながらも、なんとか終戦まで生き抜かれた。言葉もあまり通じないであろう原住民の家族と仲良くなってしまうのは、人間力としか言いようがない。
現在の日本からは想像できない時代。こうして作品に残していただけたからこそ、わかることがある。
水木先生のほかの作品ももっと読んでみたいし、いつか境港にも行けたらと思う。

