
imo
@imoimo
2025年8月15日

コーポ・ア・コーポ(6)
岩浪れんじ
読み終わった
以前プロモーションで登場人物の事を「底辺の人々」と表していたのを見て驚いた
作中の非常に細かな描写から著者の体験に基づくものだろうと推測していたからだ
またはっきりと覚えていないけど「こんな環境で生きてきていつ文化的な素養を身につけたのか」といった内容を著者にインタビューしていて、ギョッとした事もある
チカちゃんとタマちゃんが働く店の「店長」みたいな人はいつもどこにでもいて、無意識ゆえの差別意識を豪速球でぶつけてくる
コーポを読むと安心するのは、春一番の人達が皆それぞれしゃれにならん事があるのを想像出来るがゆえに適当に関わってるとか、コーポの住人が死んだ時に「次は自分かもな」と思って生きているから