Atsushi Ito
@ukajun
当事者研究としても、おもしろかった。
僕は自分のなかに、もうひとりの自分を持ったことがない。わたしはどこまでいってもわたしであり、当たり前のように変化変態し続けていると考えていて、そもそもまったくわたしはわたしを信頼していない。
坂口さんが現実くんへか書いたラブレターが『現実脱出論』(ちくま文庫)で今回は、絶望くんへのそれともいえる。素養がない、ミーハーなところがあるなどさめて自分を見つめられていて、子どもたち対して父親としてふるまうのが苦痛となり家族とも会えなくなるなど、読むだけで生き苦しさが十分伝わってきた。