
ことりの本棚
@mi_pocket
2025年8月21日

墓じまいラプソディ
垣谷美雨
読み終わった
「夫の墓には死んでも入りたくない」
義母の遺言から始まった墓問題。
それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。
遺言で初めて知る妻の気持ちや娘息子たちの戸惑いなどそれぞれの心情が丁寧に描かれてた。
それと選択的夫婦別姓についても深掘り。
結婚し、夫の姓となり、夫の代々続く立派な墓と古い家の管理まで嫁の仕事?そんなの無理むりムリ!とあたりまえとされてきた風習に疑問を投げかける詩穂。
墓の場所問題、お寺問題、難題おおすぎ
時代の流れと自身の気持ちとどう向き合っていくか、考えさせられるストーリーでした。
