
まいける
@bluesky42195
2025年8月21日

陽だまりのひと
藤岡陽子
読み終わった
やはり藤岡陽子さんは裏切らない。
小さな法律事務所の芳川弁護士と事務員涼子。
依頼人に寄り添い、そして時には踏み込んで最善の道を探っていく。
芳川弁護士の、じわじわ滲み出してくる正義感は、いぶし銀の輝き。事務員の枠を超えてフォローする涼子もいい。
結婚間近で婚約破棄された女性、母親の交通事故で高校を退学する決意をするサッカー少年など読んでいるだけで辛くなるが、二人が希望の光を灯してくれる。
藤岡陽子さんの小説は華やかではないけど、深く、そして温かい。

