石坂わたる "道教思想10講" 2025年8月21日

道教思想10講
道教思想10講
神塚淑子
「一には、不忠不孝、不仁不信であってはいけない。君親に尽くし、万物に対して誠を尽くすべきである。 二には、人の婦女を姪犯せず。 三には、義に非ざるの財を盗み取らず。 四には、敷きて善悪論(善悪正反対の議論)せず。 五には、酔わず、常に浄行を思う。 六には、宗親和睦し、親(親族)を非ること有る無し。 七には、人の善事を見れば、心に助して(自分も同じように)歓喜す。 八には、人の憂い有るを見れば、助けて為に福を伴す。 九には、彼来たりて我に加うるも(相手の方から私に危害を加えても)、志は報いざるに在り。 十には、一切未だ道を得ざれば、我は望みを有せず。(十戒)」 「民であっても、内に修めた徳が、家族から始まって次第にその及ぼす範囲を広げて多くの人々を感化する。まして、天子が……」 「小国宴民」  「天下統治の仕事は完成し、大きな事業は成し遂げられて、しかも人民たちは皆、私はひとりでにこうなったと言う、そんな統治こそが最高の統治であるというのが、『老子』の考え方である。」
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