
こここ
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2025年8月23日

哲学の教科書
中島義道
読み終わった
読書感想会で「中立性」が話題となり、「どのような本が中立性を持つ考え方の役に立ちますか」という質問をしてみたときに、挙げられた本。
哲学の教科書と言っても、よくあるようなソクラテスから始まる古今の哲学者や思想を羅列した本では全くない。
『哲学的に考える』とはどういうことかが述べられた本だった。
人間は「死ぬ」ことが避けられない。哲学は死と存在について徹底的にどこまでもどこまでも考える営みである。「ある」とはどういうことか。「よい」とはどういうことか。
悶えるほど考え抜くことをしているか。いやしていなかった。自分の頭で考え抜くこと。読書はそのためにあるのだろう。






