

こここ
@continue_reading
色々読んで知ること感じることが栄養になっているので、自分にとって糧になる本を読み続けたいなと思います。
こちらは毎日の読書メモとして。
2025年5月より
- 2025年7月12日詭弁論理学改版野崎昭弘読み終わった頭の体操になった。 色々な強弁・詭弁の術が紹介されている。 真面目に書かれているんだろうけど、詭弁・強弁の面白さにふふっと笑ってしまう。 詭弁・強弁への対策としては、「健全な常識、判断力」を養うこと。反論は「あなたの考え方にはついていけません。」で充分。なるほど。 自らも詭弁を操らないようにする為のメモ書き ・無理やり説得しようとしない ・時間を惜しまない。打ち切るのを惜しまない。 ・結論の吟味を忘れない。 ・わからないことを恥じない。 しかし、考える力が弱いなぁと思う。論理学というか論理的思考能力はずっと鍛えたいと思っているのだけど。
- 2025年7月8日
- 2025年7月4日学びとは何か今井むつみ読み終わった認知心理学、今井むつみ先生3冊目 とにかく探究心が大事である。 人の使える知識(これは断片的な暗記の知識ではない)は、大人も子供も探究心が鍵であると、この本を読んで思った。問いを持つこと。粘り強さ。 子供の遊びを大人は評価するな。大枠を与えたとしても、子供自らの気付きや欲求を大事にせよ。 褒めるのは、子供の学ぼうとする姿勢や態度を褒めよ。 将棋の羽生善治さんの著書が取り上げられていて、ちょっと読んでみたいなと思った。
- 2025年6月28日ことばと思考今井むつみ読み終わった認知心理学の立場から、言語の違いが人の思考に違いを与えているのか、また、ことばの獲得が子供の思考に与える影響などを、文法性や可算名詞の有無や動詞の数などの違い等、様々な調査・実験を通して検証している。 面白いと思ったのは、モノの位置関係や動きを見せる実験で、ことばを獲得する前の赤ちゃんは母語が異なる赤ちゃんでも同じ反応を示すが、ことばを獲得するにつれ母語の概念やカテゴリーに合わせた反応を示すようになっていく話だ。母語にないカテゴリーの視点は切り捨てられていくように見える。 著者はウォーフ仮説(言語によって認識に違いがあるとする)をある程度正しいとしつつも、「相互理解が不可能なほどの違い」としてはならないとしている。 「様々な言語のフィルターを通した様々な認識の枠組みが存在することを意識すること」 世界は単純ではなく、白黒つけるのは不可能である。
- 2025年6月25日
- 2025年6月25日ことばと思考今井むつみ借りてきた読み始めた
- 2025年6月24日言語の本質今井むつみ,秋田喜美読み終わったオノマトペとアプダクション(推論)が鍵である。 日本語にはオノマトペが多い、そう言われてみれば確かに。 音と視覚情報の結び付きを感覚的に「感じる」ことによって、言葉が意味を持つ。 本書の内容とは少し離れるが、現代先進国で暮らす子供達はこの感覚を育てる場面が少ないのではないか、そのせいで語彙力は少なくなり、感情を表現することができず、暴力などの短絡的な行動が起こりやすいのではないか。自己啓発本で「言語化」をテーマにした本が多いのも頷けるのではないか。一因ではあるのではないか? デジタルメディアに囲まれることは身体性を蔑ろにすることに繋がるのではないか。自然の中での暮らしは身体性を取り戻すためにとても有効だと思う。 記号接地問題は興味深い。AIは記号接地できないが、膨大なデータの中を漂流し続けて学習し、〝それっぽい“ことが、言えるようになる。ChatGPTとやりとりしててそう思う。 やはりこの本の内容ではないのだけど、日本語は、主語+目的語+動詞だが、英語は主語+動詞+目的語、この違いは主客二元論と一体論に影響してるのだろうか
- 2025年6月17日
- 2025年6月16日ホモ・サピエンスの宗教史竹沢尚一郎読み終わった半分読んで放置していた本を再び結論だけ読んだ。 ヒトの先祖は、集団で暮らす事だけが生存を可能にする事を「理解」していたに違いなかった。 「共同性」の記憶は意識下に残り続け、後に言語と道具を持つようになってもそれを祝祭のかたちで繰り返し経験した。宗教の起源にあったのはこうした共同性の経験。 狩猟採集民空から農耕開始による祝祭、シャーマニズム、イニシエーション儀礼、その体系とカミや霊の観念を備える事で、人間の宗教は一応の完成をした。 初期国家の王は自身を儀礼の体系に一体化させ権威の源泉とした。 → ここまでのポイントは、『身体性や地域性、宇宙との一体性(人間も自然の一部)』だろうと思う。 そしてゴータマやイエスの誕生は、現世の彼方に聖なる秩序による素晴らしい世界があると説き、宗教のあり方を根本的に変えた。現世の秩序を超越していたことで国家や社会の枠をこえ、人類最初のグローバル空間が誕生した。 しかしそれらの宗教はじきに国家や帝国に取り込まれ、地域の旧来の宗教的要素との習合が生じ『身体性や地域性、宇宙との一体性』を取り戻した。 そうした状況を否定したのが『宗教改革』で、人間の矮小性を強調し、超越者への絶対的帰依を重要視した。それは、身体性を監視することになり、五感を刺激する儀礼は否定された。 かつて農業の開始とともに享受を先延ばしすることを学び、今や無限に先延ばしされている。生産のために生産する資本主義は、農業と共に開始された享受の最終形態だといえる。 傷付きやすい身体をもつ私達は個ではいきられない。共同性の断片にたまには向き合ってみよう。 →グレーバーのコミュニティを大事にせよというのとリンクした。 地域に根ざし、身体的な技法を尽くし、即座の享受と共同性を可能にし、生業や宇宙のリズムとも関係する祭りは、さいわい今なお私たちの社会で生きられている。 資本主義はここ数百年でこうなってしまってますが、その前何万年も共同性を持って生きてきた人類として、もう一度コミュニティを大事にすることを意識していかなきゃだよねーと思った。(グレーバーの「アナーキスト人類学」と私の中でリンクした)
- 2025年6月15日和の思想長谷川櫂気になる
- 2025年6月14日哲学史入門3(3)國分功一郎,宮崎裕助,斎藤哲也,清家竜介,谷徹,飯田隆買った読み始めた
- 2025年6月13日
- 2025年6月13日
- 2025年6月12日ラカンはこう読め!スラヴォイ・ジジェク買った読み始めた
- 2025年6月12日ゼロから始めるジャック・ラカン片岡一竹読み終わった向井雅明さんのラカン入門を読んでいたが、私には骨が折れすぎたので第3部の40頁を残したところまできて、片岡一竹さんの「ゼロから始めるジャック・ラカン」を読んだ。 「ゼロから〜」はわかりやすい!そういうことかと膝を打ってばかりの読書となった。 フロイトのエディプスコンプレックスは一般的に捉えられているような単純なものではなく、人間が世界に生み出され他者の中に投げ込まれた時に乗り越える過程であったのだというようなこと。 精神分析的に言えば人はみな神経症者で、健康というカテゴリがないというところ。 人間は本能を失った存在であるということ。それ故の苦しみ。死への欲動。 より良く生きたい=気持ち良く生きたい、気持ち良さは、人それぞれ。 実は隠された悍ましい欲望である場合もある。最近よく聞くシャーデンフロイデなどはそれかもしれないなと思った。 中途半端な自己啓発本等を読むよりよっぽど生き方の心構え的なものが与えられると思った。 順番的には逆だったのかも知れないが、ラカン理論の理解がちょっとでも進んだのは、先に松本卓也さん、向井雅明さんの〝ラカン的精神分析の概説書(片岡一竹さんの文献案内より)〝を、なんとか読み通した(向井さんのラカン入門はあと40頁残しいるが)成果かなと自負。 千葉雅也さんが言われていたように、「読書は何層にも塗り重ねていくもの、そうして理解が深まっていく」が実感できる。
- 2025年6月10日ゼロから始めるジャック・ラカン片岡一竹買った読んでるラカン入門(向井雅明)が、私には難解で辛く、あと少し読み通せない。 こちらは半分くらい読んところだが、わかりやすい!一気に霧が晴れていくようだ。 意味が掴みにくかったL図を始め、色々なラカン理論の言葉が、理解が進む
- 2025年6月7日この人を見よニーチェ,丘沢静也読み終わったお風呂Kindle読書、先月に引き続きニーチェを読んだ。 ツァラトゥストラは読み通すのが結構大変だったけど、そこはかとなく感じるニーチェの情熱(それが『力への意志』であるからだろうか)から離れる事が出来なかった。 『この人を見よ』は翻訳者の丘沢静也さんのあとがきによると「ニーチェによるニーチェのためのニーチェ案内」であるらしい。 どんだけドイツ嫌いなんだこの人はと思いながら読んでた。 最終章の人間の身体性や本能的欲求、健康を大事にせよというあたりがとても好きだった。 この時代に、ここまで宗教的態度を批判する事が出来るなんて、、天才?という言葉が軽くさえ思えた。
- 2025年6月7日三四郎夏目漱石買った読み始めた
- 2025年6月7日読み終わったこの本は読みやすく数時間で読めたが、「アイロニカルな視点を持つ、それからユーモアで捉え直す」という姿勢を持つというとても重要な事を教えてくれた。断定しない事、わからなさに耐える事、そういう力を身につけるヒントになると思う。 アイロニー(批判的、縦の動き)とユーモア(見方を変える、横の動き)で、現実に向き合っていくのが良いということだ。 自分の環境(言語)から別の環境へ旅をする。 環境に囚われ巻き込まれてしまうのでなく、退いて状況を眺める視点を持つ。 自分の気になる事を検索して大きな括りで捉え、歴史のある学問(哲学、文学、歴史、社会、精神、心理など)にて、入門書→教科書→専門書の順で読んでみる。 本は通読することを目的にしない。歴史の中でのその本の立場や位置を知る事(先日読んだピエールパイヤールの「読んだことない本を〜」本が引用されていた)。 あれも読まなきゃこれも読まなきゃと本の読み方について悩んでいたので、その点大きなヒントをもらえたと思う。 それからアプリやノートを利用した思考の言語化方法や読書ノートの書き方など、具体的な方法も紹介されている。 良い本だったと思う。
- 2025年6月7日
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