
ひろ子はん
@fight-hiroko
2025年8月24日

キアゲハの帰還
和田祐子
読み終わった
お世話になってる先輩のご友人で顔見世でご一緒した(既に闘病中)こともある和田さん。お会いした時の穏やかな印象の内側を思い知らされた。
いただいたその日に読み始めたけど、27ページ辺りでしんどくなって途中で放置してた。身内も、尊敬していた上司も、大事な友人も癌で無くしている私には色々つらいことを思い出してしまい「メンタルに不安のない時に改めて…」と脇へやってしもた本。
散文でなく詩という形式で救われたけど、それでも(そやから)当事者ならではのストレートな表現が、ヘタレの私の心をえぐる。辛いまま読み進むと、そういう次元の上?にある尊い思いみたいなモノに触れられた気がした。ほんの少しかも知れんけど…
言語化することでご本人のためになるだけでなく、ご家族やご友人の宝物になるし、赤の他人でさえ深く刻まれるものがあって。
帯に書かれている「君の視る未来が…」もそのひとつ。
今も闘病中の和田さんには、ただただ心身穏やかに過ごして欲しいと祈るばかり。
「どこにいても光になれる」キアゲハ。
光をありがとうございます。

